DVの男性被害者のための相談窓口を開設!!
2023.10.09
DVの男性被害者は、女性被害者より少ないが、確実に存在しています。たとえDVにあっている男性が知人に打ち明けても、茶化されて終わったり、相談機関でも、男性被害者の方が原因ではないかと疑われることになりがちです。DV問題が社会で知られるにつれ、女性被害の方がずっと多いために、男性のDV被害は女性以上に世の中に知らされることが少なく、男性被害者が自覚しにくい状況です。 メンタルサービスセンターでは、DV女性被害者より数は少ないですが、長年、男性のDV被害の相談をお受けしてきました。暴力を受け続ける状態から逃れ、理不尽な思いに満ちた生活から、あなた自身を取り戻すためのお手伝いをすることができます。
【DVの男性被害者は、女性被害者より少ないが、確実に存在しています。】
平成27年度の内閣府によるDV被害調査では、配偶者間の暴力被害のうち、「93%が女性、7%が男性」という結果が出ています。後に述べるように、男性のDV被害は潜在化しやすいので、実際はもっと数が多い可能性があります。しかし、女性側の被害も非常に潜在化しやすいので、その両者の傾向を考慮して、本当の数はどうなのかが問題ですが、現在のところ不明です。
DVによる被害は、男性と女性で暴言の中身や暴力行為に若干の違いはありますが、その本質は共通です。
身体的暴力・精神的暴力・性的暴力など、様々な暴力による後遺症、心身の健康や生活上の悪影響は、ほとんど同じと考えてよいものです。また、忘れてはならないのは、夫婦に子どもがいる場合、女性被害者と同様の多大な悪影響を及ぼすことです。
パートナーからの暴力は親密な関係で起こるため、男性のDV被害も繰り返されていきます。そして、単に身体的暴力や言葉の暴力がひどいという苦痛だけでなく、加害者は実効力のある努力をせず、問題の全てを被害者の責任としていく点も、男性被害・女性被害とも同じです。
そして男女問わず、このような過酷な状況で生きているうちに、何をしても気分は晴れず、自分らしく考え行動する力、自尊心、尊厳が奪われていきます。
【DVの被害男性は、他者に訴えたり相談しにくく、潜在化しやすい.】
たとえDVにあっている男性が知人に打ち明けても、茶化されて終わったり、相談機関でも、男性被害者の方が原因ではないかと疑われることになりがちです。DV問題が社会で知られるにつれ、女性被害の方がずっと多いために、男性のDV被害は女性以上に世の中に知らされることが少なく、男性被害者が自覚しにくい状況です。
【このようなことが起きていませんか?――DV被害の例】
・「収入が低い」 「私が悪いって言うの?」「どうして黙っているの?」「私に口答えしないでよ」などの言葉による攻撃が続く。
・「あんたがどれだけひどい人間か、〇〇に言いふらしてやる」「離婚する」と脅す。
・相手の仕事内容をバカにするような発言をする。
・心ない言葉の暴力が続き、時にエスカレートすると一昼夜にわたり、夫は反論も許されず、無抵抗のままの苦痛に耐えるしかなくなる。
・嫉妬深かったり、疑り深く、夫の交友範囲を著しく制限したり、携帯や郵便物を執拗にチェックしたりする。
・夫の給料を妻が管理し、買い物の使途を細かく詮索し、自由に使わせない。
・気に入らないと、物を投げつける。
・顔や体を蹴られたり、殴られる。
・その他。
さらに、子どもがいる場合、離婚した後、母親側が子どもを育てるケースが大部分なため、
・母親(元妻)が、子どもに父親の悪口を吹込み、父親がいかにダメな人間かを子どもに信じ込ませる。
・母親(元妻)が、子どもを父親に合わせるのを拒み、面会交流を妨害することによって、子どもの健全な育成を阻害し、父親を苦しめる。
などのような形で、離婚後もDV被害が継続するケースもあります。
【メンタルサービスセンターではDV被害男性の専門相談を実施しています.】
メンタルサービスセンターでは、DV女性被害者より数は少ないですが、長年、男性のDV被害の相談をお受けしてきました。暴力を受け続ける状態から逃れ、理不尽な思いに満ちた生活から、あなた自身を取り戻すためのお手伝いをすることができます。
・妻のしていることは、本当にDVにあたるのでしょうか?
(モラルハラスメントは精神的暴力のことを指し、夫婦間のモラルハラスメントはDVに相当します.)
・自分にも至らないところがたくさんあるのに、「暴力は彼女の責任」としてよいのでしょうか?
・妻の暴力がなくなってくれさえすればいいのに、どうしたらよいのでしょうか?
・だんだん、自分が生きているという実感をもてなくなってきた。
・もう彼女との生活が耐えられなくなってきているが、どうしたらいいか分からない。
相談ではこれらの疑問や混乱を整理していきます。そして、現在の状況をどう理解するのが適切であるのか、何から解決へ向けて立て直していくのかを明確化していきます。
継続した来所相談の場合は、専門的なPTSDのケアも実施していくことが可能です。
★ 効果が高く汎用性のあるアプローチ《ブレインスポッティング》 について
メンタルサービスセンターでは、 目の視野に存在している治癒的なのポイントを活性化し、脳と身体を基盤にした「素早く」「徹底的に」トラウマを処理する心理療法《ブレインスポッティング》を実施しております.
これは、PTSD、パニック症状、恐怖症、激しい感情の起伏、心因性の痛み、心因性のめまい、などの問題に対して、非常に効果の高いアプローチとして、近年専門家の間で知られてきています.
実施の手続きはシンプルで、比較的副作用も少ないアプローチです。関心のある方は、この療法を受ける条件が整っていかどうか、お問い合わせください。
■参考:デイビッド・グランド (著), 藤本 昌樹 (監修, 翻訳), 鈴木 孝信 (翻訳) 『ブレインスポッティング入門』(星和書店)
→→ 詳しくは、ブレインスポッティングのページ参照
【「男性がDV被害を受けること」と「女性DV被害を受けること」の関係を、どう考えたらよいか?】
これらは、すでに夫婦・恋人間の問題という範囲を超えています。これは、あなたを人間として最低限尊重される存在として認めていない、という人権侵害の問題です。パートナーからの暴力は、単なる家庭内のもめごとではなく、専門的援助を受けるに値する重大問題なのです。
・DVの男性被害
・DVの女性被害
この両者は、対立的にとらえられている傾向がありますが、本当は、そうではありません。
男性にとって、DV問題は「男であることを、女性から責められている」から不愉快だ、と反射的に感じ、敬遠されがちです。しかし、DVは男性も被害にあうのであり、男性にとっても重大な人権問題です。
男性にとって、とかく「女性からの暴力もあるから、だから女性は男性を責めるな」と反応しがちですが、それは適切な考えではありません。
発想を転換し、よりトータルな視点をもって、とらえなおす必要があります。男性が被害にあうDVについて適切に理解し、対応力を高めることは、男性にとって必要です。同時に、男性被害よりもずっと多い女性被害の問題に対しても、共通の人権侵害なのですから、男性は適切に理解し、対応力を高めることが望まれるのです。
また同時に、女性にとっても、DV女性被害の問題を適切に理解し、対応力を高めることが望まれます。同時に、共通の人権侵害である男性被害に対しても、女性は適切に理解し、対応力を高めることが必要です。
このように、男性・女性とも、それぞれの役割をもってDV問題に立ち向かい、協力し合うことが、真の男女平等と言えるでしょう。
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〔相談日程〕完全予約制:初回のみ一時間半,
2回目以降一回1時間、月~土曜日
〔費 用〕一時間あたり:10000~15000円(+税)
=初回に相談の上決定します=
〔会 場〕草柳ワークルーム(JR池袋駅北口10分) ⇒申込者へ個別にご案内します.
〔問合せ〕メンタルサービスセンター:
Tel.03-5926-5302/070-5016-1871〔事務局〕〒176-8799 練馬郵便局留 http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/
■当団体の沿革→→http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/compliment%20of%20the%20representative%20page%20-.htm
メンタルサービスセンターの事業概要
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- 事業名
- メンタルサービスセンター
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- 業種
- pr01
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- 事業内容
- カウンセリング、心理相談
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- 所在地
- 〒176-8799 練馬郵便局留 メンタルサービスセンター
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- 電話番号
- 03-5926-5302