MIRANDA YOKOTA SOLO EXHIBITION［ハジメマシテこんにちは］

2024年7月12日（金）より、MIRANDA YOKOTAによる個展［ハジメマシテこんにちは］を開催いたします。 幼少期に異文化へ触れることで育まれた様々なカルチャーの要素を、独自の着眼点と解釈で一枚絵のなかに再構築していく彼女ならではの作品たちは、観るひとの思考を放棄させながらも目を惹きつけ続ける、MIRANDA YOKOTAの圧巻の新作たちを、この機会にご高覧いただけますと幸いです。

フラストレーションを、ファンキーで面白く可愛く

生まれてから5歳まで同じマンションに住んでいた、スリランカ人の家族の家で兄弟と毎日すごしていて、そのお母さんに家で英語を教わっていた。
その家族はミスタービーンが大好きで、
ミスタービーンの全シリーズ全巻DVDがあったので英語を教わったあとに大好きなミスタービーンをスリランカの兄弟と共に毎日取り憑かれるようにみていた。おやつにはスリランカのお母さんが作ったミッキーの顔がホイップクリームで描かれた激甘カラフルケーキ、香辛料カレーなどを食べていた。カラフルで異文化がMIXされたような作品は、家に帰れば日本、外で過ごすほとんどの時間は異国のお家という幼少期の体験から作り出されていると思う。
我が家では、12歳までDVDレンタル屋に隔週で連れていってもらい、毎回みたいDVDを一本選んで借りてきてよいというルールがあった。もちろん、動画配信サービスなんてない時代だからDVDを選ぶのはとても楽しみだった。
その探し方は、DVDのパッケージと裏表紙を一本一本見てそのデザインの魅力度と引き込まれ具合によるジャケ借りだった。
完全に直感で衝動的に選択していた。
そしてこの直感が外れたことが一回もなく、見た全てのDVDは最高におもしろかった。
特に好きな作品は、オースティンパワーズ、MASK、チャイルドプレイ、スクリームだ。
これらの作品に共通する点は暴力的なシーンやダークなシーン、下品、過激なシーンがある。でも私にとってはそんな風には見えない。むしろジョークにコミカル、上品に見えている。
そしてそこがとても好きな部分だ。しかしこの感覚を誰にも共感してもらえない。そのフラストレーションを、作品を見た人はファンキーで面白く可愛くみえるという。この感覚がもっと広がればいいのにと思っている。

＿MIRANDA YOKOTA

MIRANDA YOKOTA プロフィール

中央大学出身。
完全独学ながらコレクターには、Yue Minjun、David Baileyがいる。
作風はサイケデリックデスポップな要素を持ち、人間やモンスターをモチーフとしながら今現在自らが感じている感情をおおまかなテーマにし、日記を描いているような感覚で空間を埋め尽くすようにペインティングを制作し、鮮やかな色彩と古今東西の文化を取り入れ、空間に際限なく描き込みをし、鑑賞者を違う世界に誘うことを目標にした絵が特徴的である。
キャンバスのみならず、2Dイラスト、3D、3Dアニメーション、立体等幅広く制作する。
また、作品は意味を考えてから制作するのではなく、作品が完成した後に作品をよく見て意味づけをするという物語を作るに近いスタイルである。
最近はアパレルブランドseveskigとコラボをしてテキスタイルデザインを手がけ、楽天ファッションウィークにて発表された。海外では「HYPEBEAST」の世界の17人のアーティストによるCOVIDアート企画に選出された。
Tremaine EmoryやCalithornhilldewit等が参加する「Lucien Smith」主催の【STP GROUPSHOW】に選出されるなど国内外に問わず活動の幅を広げている。

＜Instagram＞@mirandayokota
https://www.instagram.com/mirandayokota

開催概要

期間：2024年7月12日（金）～7月21日（日）
会場：MDP GALLERY NAKAMEGURO
時間：11:00～19:00（最終日は18:00まで）/月曜日、火曜日休廊 /入場無料
電話：03-3462-0682
URL：http://mdpgallery.com

【ギャラリー概要】
MDP GALLERY NAKAMEGURO
〒153-0042 東京都目黒区青葉台 1-14-18
ＴＥＬ：03-3462-0682
ＦＡＸ：03-3462-0684
MDP GALLERY： http://mdpgallery.com
Instagram：https://www.instagram.com/mdp_gallery/