スマートホーム導入事例:福祉施設の業務負担の軽減例職員の負担軽減と入所者負担の少ない見守りの提供開始
2024.07.19
株式会社三和テレム(本社:千葉県松戸市、代表取締役:小白 悟:以下当社)は、当社が展開する【IoTele(いおてれ)】スマートホームを千葉県流山市の福祉・介護施設へ導入いたしました。これにより、同施設の夜間見回り・見守りにおける職員の負担を軽減と、入所者のプライバシーを守りつつも、より穏やかに過ごせる居室提供の両立を目指します。 【IoTeleサポートサイトURL】 https://iotele.jp/
スマートホーム化導入の背景
IoTeleを導入いただいた千葉県流山市の福祉・介護施設は、グループホームとして24時間体制で入所者の日常生活の支援をしています。同施設では、軽度の知的障害を持った方が入所されています。
職員は夜間の見守りとして共用部の廊下に防犯カメラを使用しており、映像を事務室で確認しながら宿直をしていました。入所している方の中には、時々気持ちが不安定になってしまい、夜間にご自身の部屋と廊下を行ったり来たりしてしまう方がおられるそうです。
これまではカメラの映像に頼っていたため、職員・入所者の双方で以下の悩みがありました
【職員】
〇仮眠中に気が付かないこともあり支援が遅くなってしまう
〇いつ、そのような状況になってしまうのか分からず緊張している時間が長く、宿直の負担が大きい
【入所者】
〇夜間帯に支援が必要な状況に、適切な支援が受けられずストレスとなる
〇他の入所者へ不安な状況が伝播してしまい、ゆっくりと休めない場合がある
職員の負担軽減と、入所者が落ち着いて過ごせる環境を維持するために、スマートホームの導入に至りました。
スマートホーム化にて導入した機器 導入の効果
①ドア窓センサー(通信規格:ZigBee)
ドアや窓の開閉を検知するセンサーです。ドアや窓が開くとアプリへ即座に通知が来ます。
また、ドアや窓の開閉をきっかけとして他のIoT機器を操作します。
②モーションセンサー
センサー範囲内に人物がはいると、アプリへ通知をします。
また、人物の動作をきっかけとして他のIoT機器を操作します。
③ZigBeeゲートウェイ
無線通信規格であるZigBee規格を搭載したIoT機器の通信を制御します。
〇導入効果
夜間帯に扉が開くと、職員の持つタブレットへプッシュ通知が届きます。アプリ上には《xxx号室 扉》とチェックを促す画面が表示されるので、既存のカメラ映像を確認し支援が必要な状況か判断をすぐにできるようになりました。
入所者が不安な状況になっても、すぐに支援を受けられるようになりました。他の入所者へ影響をあたえることが無くなりました。
開閉の予定がない扉が開いたら通知を受けることで、防犯効果も向上しました。
今後の展開について
これまで、【IoTele】スマートホームは特に新築のマンションへの導入を中心として、新たなライフスタイルの提案、生活の質向上、安心安全なお部屋の提供といった、快適で健康的な住空間の構築を推進してきました。
この度の導入事例は、福祉・介護施設で通常住宅とは勝手が違いますが、最小限の構成でなるべく費用を掛けずとも、お悩みに対処できるように構築しています。
また今後、高齢化がより一層進む中で、人手の確保は大きな問題になることは目に見えています。
通常の生活にも、効率化・時短といったキーワードが付いた発信が増えていることから、自分自身の生活においての時短・効率化以外にも、直接的な労働力としてまたは労働力を補う形でもIoT化は進むと予測しています。
今回の案件をもとに、より柔軟にスマートホーム化で暮らし以外にもお悩みに応えていく所存です。
株式会社三和テレムの事業概要
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- 事業名
- 株式会社三和テレム
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- 業種
- 不動産
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- 事業内容
- IoTスマートホーム化推進事業、電気通信事業、建物総合管理業
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- 所在地
- 松戸市常盤平2-6-7
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- 電話番号
- 047-388-1150