【FUJI GALLERY SHINJUKU】襖絵師 島田由子による「墨から墨まで」展を開催します
2024.08.14
島田由子は、個人邸はもちろん、寺院やホテルなどの襖絵、天井画、障壁画を手がける「襖絵師」。越前和紙の襖紙に墨と顔彩、雲母、箔などの素材がもつ魅力を最大限に活かし、緊張感のある余白を残しながら伸びやかな線で、草花をテーマに描いているアーティストですが、今回の展覧会では、墨が主役。墨の豊かな表情を生かし、線で構成した大胆な絵画を発表いたします。
島田由子「墨から墨まで」展
西新宿のヒルトン東京 地下1階に位置するフジギャラリー新宿では、2024年9月7日(土)より9月29日(日)まで、島田由子による「墨から墨まで」展を開催いたします。
島田由子は襖絵師。金沢美術工芸大学にて日本画を専攻し、その後、デザイン会社や劇団の美術部などでの勤務を経て、現在は襖絵を中心とした作品を手掛けるアーティストです。母親の実家である京都西陣織の機屋(はたや)で下絵に使われている岩絵具と出会い、小学校高学年から過ごした金沢で加賀友禅の工房を営む縁者のもとに頻繁に通っていたことなどから、自然と日本画の道に進みました。拠点を関東に移して久しい今も金沢の美しい自然の繊細なディテール、そして古い伝統文化が息づく金沢の街並みなどが、襖絵作品に大きな影響を与えています。
襖絵では、越前和紙の襖紙に墨と顔彩、雲母、箔などの素材がもつ魅力を最大限に活かし、緊張感のある余白を残しながら伸びやかな線で、草花をテーマに描いているアーティストですが、今回の展覧会では、墨が主役。古来から「墨に五彩あり」と言われるほど表情豊かな墨を「にじみ」「すれ」「たまり」といった偶発的な表現を大切にしながら、かねてより心惹かれてきた「線」で大胆に構成した作品を発表いたします。墨や和紙といった日本人に馴染み深い画材が、アーティストの自由な発想と襖絵師としての確かな筆致により、約やかにして深い絵画に仕立てられていると感じます。
【島田由子「墨から墨まで」展】
会期:2024年9月7日(土)〜9月29日(日)
時間:10時〜18時
休廊:月曜日・金曜日10:00〜18:00
会場:フジギャラリー新宿
(東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京 地下1階 ヒルトピアショッピングアーケード内)
アーティスト・ステートメント
<墨から墨まで>
手描襖絵の制作に欠かせない墨、絵具の発色を調整する大切なパートナーとしてずっと制作を共にして参りました。
今回はその墨をメインにした作品展です。
控えめな墨、大胆な墨、華やかな墨など墨の表現力には限りがなく、到底隅から隅までとはいきませんが、日々の制作から生まれた些細な表情がどれも愛おしい、私の中の「墨から墨まで」です。
ご高覧いただけましたら幸いです。
襖絵師 島田由子
襖絵師 島田由子(Yoshiko SHIMADA)について
兵庫県出身、千葉県在住
1983 金沢市立金沢美術工芸大学日本画専攻卒
1988〜2019 襖加工会社にて手描絵柄およびデザイン担当
1991〜2005 元日本南画院理事である一色春輝先生に師事
1998 「襖絵師 島田由子」として屋号取得
手描襖絵・屏風・襖掛絵・障壁画の受注制作活動、および作品展開催
【展覧会】
2009 石川国際交流サロン「島田由子の空間」
2015 千葉銀ひまわりギャラリー「島田由子展」
2019 フィンランド 「日フィン友好100年」招聘
サボリンナ市立博物館にて作品展「襖・扇・墨」
サボリンナ市立芸術高校にて墨のワークショップ
2022 フジギャラリー新宿「墨おどり箔うたう」
2020〜アートラインかしわ「共晶点」 ほか
【これまでの施工事例】
2007 個人住宅の襖および屏風制作を始める
2011 マチデザイン 横浜の家 安曇野の家 襖絵
2011 金沢文庫正法院 天井画
2012 徳樹庵 障壁画
2012 K邸軽井沢山荘 襖絵
2013 NY「MIYA SHYOUJI」 海外邸宅の襖絵
2013 草津 ホテル櫻井 屏風
2015 藤本信賢徳研究所 豊中の家 襖絵
2016 京の宿・優り草 襖絵
2016 表参道・茶茶の間 障壁画
2020 目黒アパート 襖絵
2021 ロイヤルレジデンス川島弐号館 館内襖掛絵
2023 水戸メディカルセンター エントランスホール襖掛絵
2023 八戸 麻美クリニック 天井画
2023 柏 文菜華 襖掛絵 ほか
フジギャラリー新宿の事業概要
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- 事業名
- フジギャラリー新宿
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- 業種
- その他の業種
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- 事業内容
- アートギャラリー
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- 所在地
- 新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京地下1階 ヒルトピアショッピングアーケード内 (Space32)
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- 電話番号
- 03-6279-0049