
鎌倉市がフェアトレードタウンに認定~日本で7番目、神奈川県内では逗子市に続き2番目の認定~
2025.03.16
鎌倉市が、フェアトレードタウン認定事業を行う一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムにより、2025年3月に「フェアトレードタウン」として認定されました。日本国内では、2011年に熊本市が最初のフェアトレードタウンとして認定され、その後、名古屋市、逗子市、浜松市、札幌市、いなべ市が続き、鎌倉市が7番目の認定を受けました。神奈川県内では、逗子市に続き、2番目となります。
鎌倉市が念願のフェアトレードタウンに
鎌倉市のフェアトレードタウン推進組織の鎌倉エシカルラボは、鎌倉市の認定に向けて、これまで市民のみなさまや行政、事業者等の皆様と共に、様々な取り組みを推進し、念願の認定をいただくことができました。
認定に際し、鎌倉市の松尾崇市長から以下のコメントをいただきました。
「鎌倉市が国内7番目のフェアトレードタウンとして認定されたことを大変嬉しく思います。この認定は、鎌倉市民憲章に掲げた「平和を信条とし、世界の国々との友好に努める」という想いを受け継いだ市民、企業、行政等が有機的につながり、持続可能な社会の実現という目標を共有して活動を行った成果だと感じています。フェアトレードタウンの認定は私たちの目標ではありましたが、ゴールではありません。『一人の100歩より、100人の一歩が世界を変える』と信じ、認定をきっかけに、より一層、市民、企業と連携しながら、市内外に向けてフェアトレード、エシカル消費の発信を積極的に行ってまいります。 いざ!フェアトレード!!」
認定式典については、2025年春に鎌倉市内にて開催する予定です。
鎌倉市のこれまでの取り組み
2023年5月に鎌倉市のフェアトレードタウン認定と継続を目的とした市民団体「鎌倉エシカルラボ」を発足させ、フェアトレードコーヒー「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」の共同開発を筆頭に、市内の様々なイベントにてフェアトレードやエシカル消費の普及に取り組んできました。2024年10月2日には、鎌倉市議会において「フェアトレードの取組を広げる決議について」が採択されました。その後、2024年10月29日には、鎌倉市長から「鎌倉市フェアトレード宣言」が発表され、市民、事業者、行政が一体となってフェアトレードの推進を行ってきました。
今後の展望
今回のフェアトレードタウン認定をスタートとし、未来へ繋いでいくことが重要と考えています。「鎌倉エシカルラボ」は今後も市民や行政、事業者等の皆様とともにフェアトレードを推進し、エシカルな消費を当たり前にすることで、人と地球にやさしい持続可能なまちづくりを目指していきます。
2025年5月には、産業・地域振興連携プロジェクトの第二弾として共同で開発した、食にまつわる地域の文化を現代に蘇らせる「御難おむすび」の販売を予定しており、フェアトレードを通じた協働プロジェクトも継続していきます。
また、市民の皆様へのフェアトレードの普及をさらに進めるための取り組みも、より積極的に行ってまいります。
■フェアトレードタウンとは
まちの行政、企業・商店、市民団体などが一体となってフェアトレードの輪を広げることで、不利な立場、弱い立場に置かれた途上国の生産者の自立や環境の保護保全に貢献し、公正な理念を推進しようとする取り組みです。フェアトレードの理念に賛同し、推進活動に取り組んでいる自治体が、イギリスなどの基準を準用した日本独自の基準に基づき認定されています。
▪️鎌倉エシカルラボについて
鎌倉エシカルラボは、神奈川県鎌倉市のフェアトレードタウン認定と継続を目的として活動しているエシカルな消費とライフスタイルを推進する団体です。 2023年5月13日(世界フェアトレード・デー)に設立。フェアトレードを通じて、より良い社会、そして持続可能な未来を築くための活動を推進しています。
鎌倉エシカルラボの事業概要
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- 事業名
- 鎌倉エシカルラボ
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- 業種
- その他の業種
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- 事業内容
- フェアトレードタウンの認定と継続を推進する市民団体
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- 所在地
- 鎌倉市雪ノ下3-9-5-1