ALSに「回復の兆し」　症例集がついに書籍化

ALSの進行が停止・改善した“リバーサル”が複数の症例で再現され、その記録と施術仮説をまとめた書籍『ALSリバーサル完全ガイド』が5月12日に発売されました。Kindle版は税込780円、ペーパーブックは税込1,320円。全243ページ。

ALSの進行を巻き戻した“再現された症例”

ALS（筋萎縮性側索硬化症）は、運動機能が失われていく進行性神経難病であり、現在も「治療法が存在しない病」として知られています。
しかしこのたび刊行された『ALSリバーサル完全ガイド』（243ページ）は、施術によって機能が回復または進行が止まる「ALSリバーサル」が複数の患者で再現された事例を記録した初の実践書です。

本書では、微弱電流と磁場を用いた独自の施術「セル・ヒーリング」を通じて、発語、嚥下、呼吸、歩行などに改善が見られた症例を紹介。それらが偶然ではなく複数人で再現されたことから、新たな補完的可能性を示唆する内容となっています。

回復の裏にあった施術仮説と理論

本書では、なぜ一部のALS当事者に改善が見られたのか、その背景にある生理学的な要因についても詳しく考察しています。
施術効果の仮説としては、①慢性炎症の制御、②ミスフォールディングタンパク質の分解促進、③神経信号伝達の再接続促進などが挙げられており、ALSの進行要因そのものに働きかけるアプローチとして提示されています。

「治療」とは異なる補完的な手法ながら、現場で繰り返し観察された回復の兆候を科学的に分析し、今後の医療研究にもつながる視点を提供する内容です。

希望と行動の指針を届けたい一冊

本書は単なる理論書ではなく、実際のALS当事者・家族と共に歩んだ記録であり、改善に至った人も、至らなかった人も含めた真実を描いています。
その姿勢は「過度な期待」ではなく、「今できることを真剣に考えるきっかけ」として、多くの読者にとっての希望となるでしょう。

Kindle版は税込780円、ペーパーブックは1,320円。Amazonにて販売中です。ALSと向き合うすべての方へ、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。