
緩消法の科学的検証が新たな段階へ「頸椎捻挫後遺症」に対する効果を評価する臨床試験を開始
2025.07.05
一般社団法人日本健康機構(所在地:東京都、代表理事:坂戸孝志)は、慢性の痛みへの新しいアプローチとして注目されている「緩消法(かんしょうほう)」に関し、頸椎捻挫後遺症患者を対象とした臨床試験を鹿児島大学大学院医歯学総合研究科と共同で実施することをお知らせいたします。 本研究は、鹿児島大学病院の倫理審査委員会にて承認され、医学雑誌編集者国際委員会(ICMJE)の基準を満たす、臨床試験登録システム「UMIN-CTR」に登録し、実施します。
臨床試験登録ページと研究概要
■ 臨床試験登録ページ:
https://center6.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr_view.cgi?recptno=R000066467
【研究の概要】
・UMIN試験ID:UMIN000058323
・試験名(公開用):頸椎捻挫後遺症患者における緩消法の介入効果
・責任研究者:網谷東方先生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 心身内科学分野)
・共同研究機関:一般社団法人日本健康機構
・共同実施組織:しん整形外科リハビリテーション&スポーツクリニック (以下表記ん整形外科)
・研究期間:2025年7月5日 ~ 2025年12月20日
・一般公開日:2025年7月1日
・対象者:しん整形外科に通院中で同意を得た器質的以上がない頸椎捻挫患者で、症状が6ヶ月以上持続する成人
・研究デザイン:非ランダム化試験
・主な評価項目:VAS(痛みの視覚的評価)、ROM(可動域)、超音波エコー画像指標など
研究の背景と意義
むち打ち症(頸椎捻挫)による後遺症は、長期的な痛みや倦怠感、可動域の制限などを引き起こし、生活の質(QOL)を著しく低下させるケースも少なくありません。今回の研究では、筋肉の緊張を穏やかに緩め、血流と機能回復を促す「緩消法」の介入が症状軽減に効果を及ぼすかを評価します。
緩消法は、2007年に筋肉生理学より開発された非侵襲的な手技療法であり、薬剤や器具を用いず、安全性の高い方法として注目されています。
緩消法とは
緩消法は、(一社)日本健康機構代表理事で、筋生理学者の坂戸孝志により開発された筋肉を安全にゆるめる独自の手技で、軽い押圧を加えながら筋肉の収縮と弛緩を繰り返すことにより、短時間(5~10分)で筋緊張を緩和し、痛みを軽減します。強い圧迫を必要とせず、筋組織へのダメージを与えない点が特徴です。
一般社団法人日本健康機構の事業概要
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- 事業名
- 一般社団法人日本健康機構
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- 業種
- その他の業種
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- 事業内容
- 筋緩消法に関する研究調査、普及啓発事、資格認定及び育成
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- 所在地
- 日本橋一丁目14番5号
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- 電話番号
- 0362310860