第75回芥川賞受賞作品『限りなく透明に近いブルー』(原作:村上龍/講談社文庫)をリーディングアクトとして上演——市販薬オーバードーズ問題をテーマに、11月 南青山MANDALAで開幕!
2025.10.27
村上龍の伝説的デビュー作を朗読劇(リーディングアクト)として上演! 半世紀前のこの物語と、現代における市販薬のオーバードーズ問題や孤独に苦しむ若者たちが直面する現実が静かに響き合う…。
STORY~企画意図 - なぜ、いまこの原作を取り扱わさせていただくのか?
破滅型青春群像劇! 舞台は1970年代、福生。米軍基地の街に漂う退廃の空気の中、ドラッグ、セックス、暴力に蝕まれていく若者たちの日常が、淡々と、しかし鋭く綴られていく……
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近年、若者を中心とした市販薬のオーバードーズ(OD)問題が深刻化しています。ドラッグストアでの氏名・年齢確認の義務化や、「ダメ。ゼッタイ。」をキャッチコピーにした啓発キャンペーンを目にしたことのある方も多いでしょう。
しかしその一方で、
「市販薬乱用は社会的悪として語られる一方で、当事者の心情は置き去りにされているのではないか」
「帰る場所がなく、現実から逃れるために薬を選んでしまう若者の“声”に耳を傾ける必要があるのではないか」――そうした問いが、今、静かに広がりつつあります。
助けを求めても帰る場所がなく、孤独の果てに薬に手を伸ばす。その行為を、単なる逸脱や依存ではなく「生きるための手段」として見つめ直す視点が求められているのかもしれません。
そこで、今回のリーディングアクト公演では、約50年前に村上龍氏が描いた不朽の名作『限りなく透明に近いブルー』をベースに脚色を加え、「帰る場所のない若者たち」の心情に焦点を当てます。
当時の“ブルー”が描いた痛みは、いまの時代の痛みと地続きにあるのではないのでしょうか。
リーディングアクトとは
リーディングアクトとは、朗読劇と同じく手元に台本を持ちながらも基本はマイク前の立ち姿だけで繰り広げられる、ストレートプレイのような空間づくりを目指した表現方法です。
通常の朗読劇とは異なるツチプロのリーディングアクトで、俳優の能力・存在感を体感してみてください。
ダイジェスト映像(リーディングアクト公演vol.4 『白い病』)
https://www.youtube.com/watch?v=iuJKR995zC4
公演概要 ツチプロリーディングアクト公演vol.5『限りなく透明に近いブルー』
■公演期間:2025年11月26日(水)〜27日(木)
■会場:南青山MANDALA(東京都港区南青山3-2-2 MRビルB1)
■出演者
鈴木 晃 小嶋理佳
前田夏実 末広千歳 まえだつむぎ
伊藤広大 おくだかずな 在原貴生 山田大地
小沢まゆ 他
■公演スケジュール
11月26日(水) 15:00~ / 20:00~
https://tiget.net/events/431398
11月27日(木) 14:00~ / 19:00~
https://tiget.net/events/431398
※全4回公演 ※受付・開場は30分前より開始
※10/11(土)よりチケット販売開始
■チケット料金(税込)
自由席 前売 4,500円 / 当日 5,000円 +1drink別
前方指定席 5,500円 +1drink別
U-25(自由席) 3,500円 +1drink別
※チケットはe+(イープラス)でも販売いたします。
https://eplus.jp/sf/detail/4425230001-P0030001
■CREDIT
原作 : 村上 龍『限りなく透明に近いブルー』(講談社文庫)
脚色・プロデュース : 中島晴紀
演出:土屋 士
ステージング・衣装アドバイザー:秋山エリサ
addiction adviser:内谷正文
公式サイト・宣伝美術:チーム絵心
脚本協力:士 友哉
演出助手:倉持春花
協力:オフィスKUMA / 落合貴之
スペシャルサンクス:Tooson / じぇれ / 橋本一郎 / 津山朋広 / 池上リョヲマ
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
企画製作:演劇集団 ツチプロ
演劇集団 ツチプロの事業概要
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- 事業名
- 演劇集団 ツチプロ
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- 業種
- エンタメ・アニメ
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- 事業内容
- リーディングアクト劇
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- 所在地
- 東京都新宿区若葉






