終活の悩みをひとりで抱えないために 一般社団法人あいえん、上伊那で相談支援を継続実施

高齢化が進む上伊那地域では、将来の生活や終活について不安を感じながらも、「誰に相談すればよいか分からない」と悩む高齢者が増えています。一般社団法人あいえんでは、2023年8月のサービス開始以降、身寄りのない方や独居高齢者を中心に、終活や生活に関する相談支援を継続して行っています。

相談できる場所があることが、安心につながる

終活や老後の準備というと、「まだ早い」「元気だから大丈夫」と後回しにされがちです。
しかし実際には、突然の入院や体調変化をきっかけに、身元保証や生活の不安が一気に現実的な問題になるケースも少なくありません。
特に、家族に頼れない方や独居高齢者にとっては、相談先がないこと自体が大きな不安要因となっています。

困る前に相談できる終活・生活支援の取り組み

一般社団法人あいえんでは、こうした不安を抱える方が「困ってから」ではなく、「困る前」に相談できる場を提供しています。
2023年8月のサービス開始以来、終活・生活支援・身元保証に関する相談を中心に、利用者一人ひとりの状況や思いを丁寧に伺いながら支援を行ってきました。特定の契約やサービスを急がせることなく、話を聞くことを重視している点が特徴です。

相談支援を継続し、孤立しない地域づくりへ

現在もあいえんの相談支援は継続して行われており、地域住民からの紹介や口コミによる相談も増えています。終活は「人生の終わりの準備」ではなく、「これからの暮らしを安心して続けるための備え」です。あいえんは今後も、誰もがひとりで悩みを抱え込まずに済む地域づくりを目指し、上伊那地域に根ざした支援活動を続けていきます。