
コロナ禍以降のリモートワークの普及、職場でのハラスメント対策の強化、学校現場でのいじめ・不登校問題、さらには高齢化社会に伴う介護現場でのメンタルサポートなど、「心のケア」が求められる場面は年々広がっています。それに伴って注目を集めているのが「心理カウンセラー」という仕事です。
一方で、心理カウンセラーと一口に言っても関連する資格は非常に多く、「どの資格を取ればいいのか分からない」「講座選びで失敗したくない」と悩む方も少なくありません。認定団体も国家機関から学会、民間団体までさまざまで、受験資格や難易度、取得後にできることも資格ごとに大きく異なります。
この記事では、まず心理カウンセラーに関わる資格の全体像を整理したうえで、資格選びで失敗しないためのチェックポイント、実際に活躍できる職場、代表的な資格の詳細、そして通信講座13社の特徴を徹底的に紹介していきます。これから資格取得を検討している方は、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
1. 心理系資格の全体マップ

心理カウンセラーに関する資格は、大きく「国家資格」「学会認定資格」「公的学会認定資格」「民間資格」の4つに分けられます。
| 種別 | 代表的な資格 | 特徴 |
| 国家資格 | 公認心理師 | 唯一の心理系国家資格。大学・大学院での学習が必須で難易度が高い |
| 学会認定資格 | 認定心理士、産業カウンセラー | 学会や協会が定める単位取得・実務経験が必要 |
| 公的学会認定資格 | メンタルケアカウンセラー | 公的学会が関わりつつも受験資格のハードルは低め |
| 民間資格 | メンタル心理カウンセラー、メンタルケア心理士、メンタル士心理カウンセラー、メンタル心理インストラクターなど | 通信講座で最短1〜2ヶ月から取得を目指せるものが多い |
このうち、通信講座で目指せるのはほとんどが「民間資格」または「公的学会認定資格」です。「臨床心理士」「公認心理師」のような上位資格は大学・大学院での学習が前提となるため、社会人が働きながら独学・通信講座だけで取得するのは基本的に難しいと考えておきましょう。
なお、混同されがちですが「心理カウンセラー」という名称そのものは資格名ではなく職業の総称です。法律上、この名称を名乗るために特定の資格は必要とされていません。そのため、無資格でも心理カウンセラーを名乗ること自体は可能ですが、クライアントからの信頼獲得や就職活動においては、資格の有無が大きな判断材料になります。
2. 心理カウンセラーとして働ける職場と年収の目安
資格を選ぶ前に、まず「どこで、どんな心理カウンセラーとして働きたいか」をイメージしておくと講座選びがスムーズになります。就職先ごとに求められる資格や年収の傾向も異なるため、以下で整理します。
教育機関(スクールカウンセラーなど)
小学校・中学校・高校・大学などで、生徒や保護者からの悩み相談、いじめ・不登校対応にあたります。非常勤としての採用が多いのが特徴です。公認心理師や臨床心理士が重視されやすい分野ですが、キャリアカウンセラーの資格があれば進路相談の面でも強みになります。年収目安は300万〜400万円程度です。
医療・メンタルクリニック
精神科や心療内科がある病院、メンタルクリニックなどで、診療のサポートとして患者のカウンセリングを担当します。公認心理師・臨床心理士に加え、メンタルケア心理士のような資格も評価対象になります。年収目安は300万〜500万円程度です。
福祉施設(介護施設・児童相談所など)
高齢者施設や児童相談所、精神保健福祉センターなどで、利用者のメンタルサポートを行います。他の分野に比べて人手不足の傾向が強く、民間資格でも採用のチャンスが比較的あります。年収目安は300万〜400万円程度です。
企業(人事・健康管理部門)
一般企業の相談室や健康管理センターで、従業員のメンタルヘルス対策やキャリア相談にあたります。産業カウンセラーやキャリアカウンセラーの資格が実務で役立ちやすい分野です。年収目安は300万〜400万円程度です。
司法関連(家庭裁判所・少年院など)
家庭裁判所や少年鑑別所、少年院、刑務所などで、非行や家庭問題を抱える人への支援を行います。多くの場合は公務員としての採用となり、心理学の基礎知識に加えてコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。
なお、心理カウンセラー全体の平均年収はおよそ350万〜450万円とされていますが、雇用形態や実務経験によって幅があります。派遣やパート・アルバイトの場合は時給1,000〜1,200円程度からのスタートも珍しくなく、独立・開業してカウンセリングルームを運営する場合は実績次第で収入の伸びしろも大きくなります。
3. 独学で資格取得は可能か
結論からいうと、多くの民間資格は独学でも取得可能です。特に受験資格が設けられておらず、添削課題の提出やテキスト持ち込み可の試験であれば、市販の教材だけで合格を目指すこともできます。
ただし、以下のようなケースでは独学だけでは不十分になりがちです。
- 資格そのものに大学卒業や実務経験などの受験資格が定められている場合
- カウンセリングの実技(ロールプレイなど)が試験科目に含まれている場合
- 「相談者との接し方」「言葉の選び方」「傾聴のコツ」など、テキストだけでは身につきにくい実践スキルを重視したい場合
- 学習のペース管理や疑問点の解消を自力で行う自信がない場合
将来的に実際の現場で活躍したいと考えているなら、独学よりも通信講座を利用して体系的に学ぶ方が近道になるケースが多いといえます。通信講座では映像講義やロールプレイ演習が用意されていることが多く、独学では得にくい「実践に近い学び」を経験できる点が大きなメリットです。
また、通信講座を利用すると添削指導によって自分の弱点を客観的に把握できたり、就職・独立支援などのアフターフォローを受けられたりする点も見逃せません。受講料はかかりますが、モチベーション維持や学習効率の面で独学より優れている場合が多いでしょう。
4. 通信講座を選ぶときに確認したい6つのポイント

- 目的の資格を取得できる講座かどうか:同じ「心理カウンセラー」という名前でも、講座によって取得できる資格やその認定団体は異なります。まずは自分が取りたい資格を明確にしましょう。
- 受講期間と自分の生活リズムが合うか:最短1ヶ月のスピード型から、半年以上かけてじっくり学ぶタイプまでさまざまです。仕事や家事と両立できるペースかどうかを確認しましょう。
- 費用対効果:受講料の安さだけでなく、教材のボリュームやサポート内容とのバランスを見て判断しましょう。極端に安い講座は教材や添削のボリュームが少ない場合もあります。
- サポート体制:質問対応の回数制限の有無、添削指導の充実度、就職・開業サポートの有無などをチェックしておくと安心です。特に初学者の場合、質問できる回数が多いほど安心して学習を進められます。
- キャンペーン・割引制度の有無:WEB申込割引や期間限定キャンペーン、給付金制度の対象講座かどうかも確認しておくと、実質的な費用を抑えられる場合があります。
- 無料資料請求・体験の活用:多くの講座では資料請求や無料体験を用意しています。実際の教材や講師の質を確認してから申し込むと失敗が減ります。可能であれば複数社を比較検討するのがおすすめです。
5. 主要資格の詳細(受験資格・難易度)
公認心理師
文部科学省・厚生労働省が認定する唯一の心理系国家資格です。大学で指定科目を履修したうえで大学院修了、もしくは一定の実務経験が必要となり、受験資格を得るまでのハードルが高いのが特徴です。試験はマークシート方式ですが出題数が多く、合格率は年度によって40〜80%程度と変動があります。心理系資格の中では最も社会的信頼性が高く、就職・転職市場での評価も別格です。
臨床心理士
日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格で、心理系資格の中では公認心理師に次ぐ知名度・信頼度を持ちます。指定大学院の修了などが受験資格の条件となっており、独学での取得は現実的ではありません。取得後は医療・教育・福祉など幅広い現場で評価されますが、正規雇用の求人自体が少ない点には注意が必要です。
認定心理士
公益社団法人日本心理学会が認定する資格で、心理学を扱う専門家としての基礎的な知識・技能の証明となります。大学などで指定単位を取得したうえで学会から認定を受ける必要があり、通信講座だけで取得することはできません。
メンタル心理カウンセラー
日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格です。指定講座を修了し、添削課題を提出することで受験資格を得られ、テキスト持ち込み可の試験であることから比較的取得しやすい資格とされています。新しい環境への適応や人間関係の悩みへの対応など、実務に直結しやすい内容が学べます。
メンタルケア心理士/メンタルケアカウンセラー
メンタルケア学術学会が関わる資格です。メンタルケアカウンセラーは受験資格が設けられておらず、添削課題(レポート)のみで取得を目指せるため難易度は低めです。一方メンタルケア心理士は「こころ検定2級」の合格などが条件となるため、やや取得のハードルが上がります。精神医科学や薬理学といった隣接分野の知識も問われる点が特徴です。
産業カウンセラー
日本産業カウンセラー協会が認定する資格で、職場のメンタルヘルスやキャリア形成支援を専門とします。指定講座の修了が受験資格となり、学科・実技の両方が試験科目です。合格率はおよそ6割前後で、難易度は「普通」程度と考えられます。労働基準法や雇用に関する知識も求められるため、企業内での活躍を目指す方に向いています。
メンタルケア思考カウンセラー
日本キャリア能力推進協会が認定する「メンタルケア思考カウンセラー」は、ストレスや人間関係の課題に対し、自己肯定感を育み前向きな思考へ導くための専門資格です。指定のオンライン講座を修了することが受験資格となり、自宅からオンラインで受験可能です。自己理解や他者支援の実践的なアプローチが試験科目となるため、日常生活や職場でのメンタルヘルス向上を目指す方に向いています。
メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター
それぞれ日本メディカル心理セラピー協会、日本インストラクター技術協会が認定する資格です。受験資格が特になく、学科試験のみで取得できることから、初めて心理学を学ぶ方の入門資格として人気があります。副業として取得する方も多く、比較的短期間で結果を出しやすい資格です。
上級心理カウンセラー
日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格で、メンタル心理カウンセラーよりも一段専門性の高い内容を扱います。深刻なメンタルヘルス問題への対応など、応用力を求められる場面が増えるため、基礎資格を取得した後のステップアップとして選ばれることが多い資格です。
キャリアカウンセラー
個人のスキルや価値観をヒアリングし、キャリアデザインを支援する専門家です。認定を受けるためには国家資格である「キャリアコンサルタント試験」への合格が必要になるケースが多く、心理系資格の中でも比較的難易度が高い部類に入ります。
心理カウンセラーベーシック・心理相談員など
上記以外にも、特定の団体が主催する入門レベルの資格や、労働衛生分野に特化した「心理相談員」など、目的別の資格が数多く存在します。まずは基礎的な資格から始め、必要に応じて専門性の高い資格へステップアップしていくのも一つの方法です。
6. おすすめの通信講座13選

ここからは、心理カウンセラー資格の取得を目指せる代表的な通信講座を紹介します。紹介順はランキングではなく、講座タイプ(大手総合型・専門特化型・コスパ重視型・オンライン特化型)ごとにまとめています。
大手総合スクール型
キャリカレ(資格のキャリカレ)
140以上の資格講座を展開する大手通信講座で、心理・カウンセラー系だけでも20種類以上のラインナップを持つのが最大の強みです。メンタル心理カウンセラーは19,800円程度からと比較的手頃で、質問サポートが回数無制限である点も安心材料です。添削指導は計4回受けられ、就職・転職サポートや独立・開業サポートまで用意されているため、資格取得後のキャリアまで見据えたい方に向いています。WEB限定割引やLINE友達限定キャンペーンなど、費用を抑えられる施策も豊富です。
https://www.c-c-j.com/
ヒューマンアカデミー
現役の心理カウンセラーが講師を務め、メンタルケア学術学会監修の教材を使用します。メンタルケアカウンセラーやメンタルケア心理士の取得を目指しながら、あわせて「こころ検定」にも対応できるのが特徴です。イラストや図解、アニメーションを使った講義動画でイメージを掴みやすく、受講期間内に修了できなかった場合の無償延長制度も用意されています。一般教育訓練給付金の対象講座がある点も見逃せません。
https://haa.athuman.com/
ユーキャン
知名度・信頼性の高さで選ばれることが多い通信講座です。「心理カウンセラーベーシック」を44,000円ほどで取得でき、基礎編・倫理編・事例編に分かれたフルカラーテキストで初学者にもわかりやすい構成になっています。添削指導が計4回受けられ、合格後には体験談への回答でギフト券がもらえる特典も用意されています。
https://www.u-can.co.jp/
専門特化型
アガルート
数少ない「臨床心理士」対策講座を提供している通信講座です。実務経験のある講師が監修し、過去問分析にもとづいた効率重視のカリキュラムが組まれています。1本あたり5〜10分程度に収められた講義動画はスキマ時間でも視聴しやすく、受講料は7万円台とやや高めですが、合格特典として受講料の返金やお祝い金制度が用意されています。
LEC東京リーガルマインド
公認心理師やメンタルヘルス・マネジメント検定など、複数の心理系資格に対応した講座を持つ老舗予備校です。全科目コースのほか、試験直前対策のみの演習講座(1万円未満から)も選べるため、自分の学習進度に合わせて講座を組み合わせやすいのが特徴です。「教えてチューター」など質問サポートの手厚さにも定評があります。
https://www.lec-jp.com/
TERADA医療福祉カレッジ
「こころ検定」に対応したメンタルケアカウンセラー・メンタルケア心理士・メンタルケア心理専門士のコースを展開しています。講座担任制を採用しており、学習の進み具合を個別にフォローしてもらえる点が支持されています。オンラインライブ講座キャンペーンやスカラーシップキャンペーンなど、費用面での支援策も充実しています。
https://www.terada-medical.com/
日本心理カウンセラー養成学院
20年以上の指導実績を持つ予備校が展開する講座で、「認定ベーシック心理カウンセラー」の取得を目指せます。受講料は4万円未満とリーズナブルで、無条件の全額返金保証(申請期限あり)が用意されている点も特徴です。現場経験豊富な講師による個別添削・質問対応が受けられます。
https://jtc-web.jp/
コストパフォーマンス重視型
資格のリクフィア
資格のリクフィアが提供するオンライン講座で、メンタルケア思考カウンセラーの資格を業界最安水準のリーズナブルな価格で取得できます。最短2週間からのスピーディーな学習に対応し、スマホやPCから自分のペースで受講可能です。コストパフォーマンスを重視しながら、日常生活や職場で役立つ実践的なメンタルケアの知識を身につけたい方に向いています。
https://licfia.webrusu.com/
SARAスクール
これまでに80,000人以上が受講してきた実績を持つ通信講座で、受講者満足度は90%以上とされています。基本コースとプラチナコースの2段階が用意されており、プラチナコースであれば複数資格を効率よく取得できます。プロ監修の教材と回数無制限の質問・課題再提出サポートに加え、卒業後の活動を支援するWebメディアも用意されています。
https://www.saraschool.net/
諒設計アーキテクトラーニング
SARAスクールの姉妹校として運営されており、講座内容や取得できる資格に差はなく、テキストデザインのみ異なります。最短1ヶ月からのスピード取得が可能で、資格取得率の高い上位コースも用意されています。どちらを選んでも学べる内容は同じなので、テキストの雰囲気で選んで問題ありません。
https://www.designlearn.co.jp/
フォーミー
月額制のサブスクリプションプランが特徴的な通信講座です。すべての学習・受験をWEB上で完結でき、条件を満たせば申込から7日以内の全額返金保証も利用できます。スキマ時間でスピーディーに資格を取りたい人に向いており、複数の資格を掛け持ちして学びたい場合にもコストを抑えやすい仕組みです。
https://formie.net/
ラーキャリ
「心理カウンセリングアドバイザー」の取得を目指せる講座で、学習期間が定められていないため自分のペースで進められます。紙ベースのA4テキストを採用しており、書き込みながら学習したい方に向いています。万が一試験に不合格でも再試験が2回まで無料になるサポートがあり、安心して挑戦できます。
https://lear-caree.jp/
がくぶん
通信教育業界で長年の実績を持つ老舗企業で、「メンタルケア・アドバイザー」の取得を目指せます。テキスト・DVD教材・カウンセリング用紙集など、教材のボリュームが豊富な点が特徴です。専任講師との「交流ノート」を通じたやり取りができ、学習面だけでなく日々の悩み相談にも対応してもらえるユニークな仕組みがあります。
https://gakubun.net/
オンライン特化型
スタディング
スマホ・パソコンだけで学習が完結するオンライン特化型講座で、AIが理解度を分析して復習問題を出す独自システムを備えています。メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種を2万円台という比較的手頃な価格で目指せ、勉強仲間機能などモチベーション維持の工夫も充実しています。合格お祝い金制度や無料会員登録での割引クーポンも用意されています。
7. 通信講座の料金・資格比較表
| 講座名 | 主な取得資格 | 料金目安 | 受講期間目安 |
| キャリカレ | メンタル心理カウンセラーほか | 19,800円〜 | 2ヶ月〜 |
| ヒューマンアカデミー | メンタルケア心理士ほか | 62,000円〜 | 3〜4ヶ月〜 |
| ユーキャン | 心理カウンセラーベーシック | 44,000円 | 4ヶ月〜 |
| アガルート | 臨床心理士 | 76,780円 | 4ヶ月〜 |
| LEC東京リーガルマインド | 公認心理師ほか | 8,800円〜 | 3ヶ月〜 |
| TERADA医療福祉カレッジ | メンタルケア心理士ほか | 49,000円〜 | 3ヶ月〜 |
| 資格のリクフィア | メンタルケア思考カウンセラー | 9,800円〜 | 2週間〜 |
| SARAスクール | メンタル士心理カウンセラーほか | 59,800円〜 | 最短1ヶ月〜 |
| 諒設計アーキテクトラーニング | メンタル士心理カウンセラーほか | 59,800円〜 | 最短1ヶ月〜 |
| フォーミー | 心理カウンセリングスペシャリストほか | 月額制/33,000円〜 | 1ヶ月〜 |
| ラーキャリ | 心理カウンセリングアドバイザー | 49,500円 | 2ヶ月〜 |
| がくぶん | メンタルケア・アドバイザー | 50,240円 | 6ヶ月〜 |
| スタディング | メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種 | 26,800円〜 | 3ヶ月〜 |
※料金は変動する可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
8. 通信講座と通学講座、どちらを選ぶべきか
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心理系資格の学習方法には、通信講座のほかに大学・専門学校などの通学講座という選択肢もあります。それぞれのメリット・デメリットを整理すると、以下のようになります。
通信講座のメリット
- 自分の好きな時間・場所で学習を進められる
- 通学講座より費用を抑えられるケースが多い
- 仕事や家事と両立しやすい
通信講座のデメリット
- 実技(対面でのロールプレイなど)を学べる機会が限られる
- モチベーション維持を自分で管理する必要がある
- 講師や他の受講生とのリアルな交流が少ない
通学講座のメリット
- 実技指導を直接受けられる
- 同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる
- 疑問点をその場で解消しやすい
通学講座のデメリット
- 学費が高額になりやすい
- 決まった時間に通う必要があり、仕事との両立が難しい場合がある
「公認心理師」「臨床心理士」のように大学・大学院での学習が必須の資格を目指す場合は通学が前提となりますが、民間資格であれば通信講座でも十分に対応可能です。まずは自分が目指す資格の受験資格を確認し、そのうえでどちらの学習スタイルが自分に合っているかを検討しましょう。
9. 資格取得後のキャリアアップの考え方
心理カウンセラーとしてのキャリアは、資格取得がゴールではなくスタート地点です。取得後のキャリアパスとしては、主に以下のようなパターンが考えられます。
- 基礎資格から専門資格へのステップアップ:メンタル心理カウンセラーなどの基礎資格を取得した後、上級心理カウンセラーや産業カウンセラーなど、より専門性の高い資格に挑戦する。
- 実務経験を積みながら国家資格を目指す:民間資格で実績を積みつつ、必要な単位や実務経験を満たして公認心理師の受験資格獲得を目指す。
- 特定分野への特化:企業内カウンセラー、スクールカウンセラー、福祉分野など、興味のある分野の資格や知識を重点的に強化する。
- 独立・開業:カウンセリングルームの開業やオンラインカウンセリングサービスの提供など、資格を活かして個人で活動する道を選ぶ方も増えています。
いずれの道を選ぶにしても、資格取得後も学び続ける姿勢が長期的なキャリア形成には欠かせません。多くの通信講座では卒業後も学べる上位コースや、資格更新のための継続教育制度を用意しているため、そうした仕組みも講座選びの際に確認しておくとよいでしょう。
10. よくある疑問Q&A
- 心理カウンセラーを名乗るのに資格は必須ですか?
法律上は必須ではありません。「心理カウンセラー」という名称自体に業務独占資格はなく、極端に言えば無資格でも名乗ること自体は可能です。ただし、就職や集客の場面では資格の有無が信頼性に直結するため、実務で活動したいのであれば取得しておくメリットは大きいといえます。
- 対面カウンセリング以外の働き方もありますか?
近年はオンライン通話やチャット・SNSを使ったカウンセリングの需要も増えており、対面にこだわらない働き方の選択肢が広がっています。地方在住や子育て中の方でも活躍しやすい環境が整いつつあります。
- 就職・転職を有利にしたいなら、どの資格がおすすめですか?
最も評価が高いのは国家資格である公認心理師ですが、取得のハードルが高いため、まずは民間資格であるメンタル心理カウンセラーなどから実績を積み、必要に応じて上位資格を目指すという段階的なキャリア設計もおすすめです。
- 資格取得後、収入アップは見込めますか?
資格そのものが直接的に大幅な収入アップに直結するわけではありませんが、応募できる求人の幅が広がったり、独立・開業の際の信頼材料になったりする点で長期的なキャリア形成に役立ちます。
- 働きながらでも資格取得は可能ですか?
多くの通信講座は1日15〜30分程度の学習を想定したカリキュラムを組んでおり、社会人や主婦の方でも無理なく学習を進められるよう設計されています。スマホ対応の講座であれば通勤時間などのスキマ時間も活用できます。
- 資格を複数持つメリットはありますか?
心理系の資格は、それぞれ得意とする分野や切り口が異なります。例えばメンタル心理カウンセラーとキャリアカウンセラーを組み合わせれば、悩み相談とキャリア相談の両方に対応できるなど、複数資格を掛け合わせることで対応できる相談の幅を広げられます。
心理カウンセラーに関する資格は種類が多く、それぞれ難易度や取得方法も異なります。まずは「どの職場で、どんな形で心理カウンセラーとして活動したいか」を明確にし、そのうえで自分に合った通信講座を選ぶことが、遠回りをしない資格取得の近道です。この記事を参考に、自分の目的やライフスタイルに合った講座を見つけてみてください。
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