『日本の田んぼの未来を守る!』プラスチックリサイクルで環境にやさしく農薬を使わない!ジャンボタニシ駆除装置を開発!

近年、農業における環境問題への意識が高まる中、有害生物の管理方法にも革新が求められています。当社(株式会社新栄製作所)では、農薬に頼らず、持続可能な資源を活用した新しいジャンボタニシ駆除装置を開発しました。本装置は、プラスチックリサイクル素材を用い、環境に優しいだけでなく、高い駆除効果を発揮します。

【ジャンボタニシによるお米の苗食害被害状況】

【ジャンボタニシによるお米の苗食害被害状況】

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)によるお米の苗への被害は、日本各地で深刻化しています。特に2024年は暖冬の影響でジャンボタニシの活動開始が早まり、千葉県では 被害が例年の3〜4倍に達し、県全体の水田の約5%が影響を受けました。
当社がある岐阜県でも、⻄濃、中濃地域を含む県内広範囲で確認されており、一部の水田では苗が壊滅的な被害を受ける事例もあります。

【ジャンボタニシによるお米の苗食害被害の特徴】

●苗の食害: 田植え後3週間以内の柔らかい稲の苗を好 んで食べるため、苗の成⻑が著しく阻害され、収量に大きな影響を及ぼします。

●繁殖力と環境適応能力の高さ: ジャンボタニシはピンク色の卵を年間3000 個以上産み、非常に速いペースで個体数を増やします。また、環境適応能力に優れ、 農薬が効かない耐性を有する固体も増えています。

【ジャンボタニシ駆除装置(タニー・トラップ)の開発背景】

【ジャンボタニシ駆除装置(タニー・トラップ)の開発背景】

ジャンボタニシは稲作に甚大な被害を及ぼす害虫として知られています。その駆除には、農薬が一般的に使用されていますが、農薬の使用は環境負荷や人体への影響が懸念されています。当社は、こうした課題を解決するため、薬剤を使用しない駆除方法の研究に着手しました。

また、当社はプラスチック製品を製造している会社でありながら、地元の農業法人にも所属し、担い手のいない圃場を利用し日々米づくりを行っています。プラスチック製品の製造において廃棄されてしまうプラスチック素材を再生利用したオリジナル製品で、 従来の薬剤ではできなかった、在来種のタニシの保護をはじめ生態系の保全を目的とし開発しました。

【製品(タニー・トラップ)の特徴】

●環境に優しい設計
本装置は、廃プラスチックをリサイクルした素材を使用しており、誘引剤も共に製造段階から環境への配慮を実現しています。

●薬剤フリーの駆除
独自開発の農薬を一切使わない環境に優しい誘引剤を開発し、ジャンボタニシを効率 的に捕獲・駆除。水質汚染や他の生物への影響を最小限に抑えます。

●農家に優しいコストパフォーマンス
繰り返し使用可能で、低コストでの導入を可能にしました。

●簡単設置と高い耐久性
誰でも簡単に設置でき、⻑期間使用可能な耐久性を備えています。

【タニー・トラップを使用することで】

本装置を田んぼの四隅に設置することで、ジャンボタニシ による稲の食害を大幅に軽減。
農薬の使用を削減し、地元の水田環境を守る効果が期待できます。また、廃プラスチックを活用することで、循環型社会の形成にも貢献します。

【タニー・フードに関して】

小⻨粉、酒粕、アルコールなど自然由来の成分を使用し、 環境保全と安全性を重視しています。 本製品はジャンボタニシ以外の生物が捕獲される場合があります。

その際は、適切に逃がすようご対応ください。「タニー・フード」は持続可能な農業をサポートし、生態系へ の配慮を兼ね備えた新たな選択肢です。

【タニー・プレート(卵の駆除)に関して】
ジャンボタニシの習性を利用して効率よく卵を回収。増やさない。孵化させない。を実現しました。タニー・トラップと使用することで効果が上がります(2~4枚を設置する)

【今後の展望】

【今後の展望】

ジャンボタニシは稲作に甚大な被害を及ぼす害虫として知られています。その駆除当社は、この装置を通じてサスティナブルかつ農薬を使わず環境に優しい形で日本の稲作農家を支援し、持続可能な日本の農業の実現を目指します。日本全体の田んぼを守るためにも、さらに効果的かつ革新的な駆除ソリューションを提供していきます。

【お問い合わせ先】
会社名:株式会社新栄製作所
担当者:⻘木淳司
電話番号:058-279-1383
メールアドレス:neo.fmjk@alato.ne.jp
ウェブサイト:https://www.shin-ei-seisakusyo.com/

製品に関するお問い合わせやデモンストレーションのご希望は、上記の連絡先までご連絡ください。