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日本・ブラジル外交関係樹立130周年を祝して 日本のサンバチーム「Quer Swingar Vem Pra Cá」が平和を願うサンバの音色でリオの街を熱狂させる!~東京のサンバチームが2025年リオのカーニバルで再び熱演!亡き師との約束を果たしに 11名がブラジルへ~

2025.02.18

Quer Swingar Vem Pra Cá(ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ)
イベント情報 観光・旅行 東京都

 東京を拠点に活動しているサンバチーム Quer Swingar Vem Pra Cá (読み:ケール スウィンガール ヴェン プラ カ、代表:宮澤 摩周)は、2025年3月2日(日)14:00(現地時間)にブラジル・リオデジャネイロ(以下、「リオ」)のカーニバル公式プログラムに通算6年連続※となる出場を果たします。 ※2021・2022年はコロナ禍により中止のため、2018年から2025年にかけ通算で6年連続

◆プロジェクトの概要

 カーニバル公式プログラムへの参加には、数々の申請手続きを経てリオ市当局から承認を得る必要があり、日本のチームが参加することは当団体以外に例がありません(当団体調べ)。ブラジル最大のお祭りであるカーニバルに海外の団体が出場することは珍しく、現地楽器メーカーからの協賛獲得や地元の老舗サンバチーム「G.R.E.S. Unidos de Vila Isabel (ヴィラ・イザベル)」のメンバー・現地の著名ミュージシャンらの応援参加などを受けながら、徐々に現地の方々に受け入れられて6度の出場を重ねることは、国際文化交流の観点からも非常に意義があり、2024年以降は駐日ブラジル大使館からの後援も受けています。

 リオにルーツを持つ当団体がリオに赴き現地でサンバを演奏するという本プロジェクトは、当団体代表の宮澤摩周が、サンバの師である故メストリ・トランビッキ氏と生前に交わした約束に基づくものであり、2018年より続けられています。今年は「平和」をテーマにサンバを演奏し、現地の人々とサンバを通じた国際交流を行います。また、滞在期間中に現地のブラジル人メンバーと新しい団体オリジナルサンバ楽曲の制作・レコーディングを行い、日本へ持ち帰ります。

 なお、2025年は日本とブラジルの外交関係樹立130周年にあたり、「日本ブラジル友好交流年」となります。本活動は両国の交流を一層促進するものとして、在リオデジャネイロ日本国総領事館より「日本ブラジル友好交流年周年事業」に認定されています。

◆Quer Swingar Vem Pra Cá(ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ)について

 世界的に有名な「リオのカーニバル」のトップリーグに出場する老舗チームG.R.E.S. Unidos de Vila Isabel(ウニードス・ヂ・ヴィラ・イザベル)の打楽器隊メンバー、宮澤摩周により2012年に東京で結成されたサンバ団体です。
 ポルトガル語で「スウィングしたけりゃ、こっちにおいで」という意味のチーム名は、宮澤のサンバの師であり、リオデジャネイロのサンバの歴史を50余年に渡り築き上げてきた、メストリ・トランビッキから授かりました。
 10~60代、学生・社会人・プロミュージシャンなど、年齢も背景も様々なメンバーが集まり、「ホンモノのサンバをとことん目指したい!」という情熱を持って活動中です。2013年春の初ステージ以来、「リオの音が響く!」と日本のサンバファンの間で話題になり、さらにSNSを通じて本場リオのサンバ演奏家からも称賛のコメントが寄せられています。

●最大の特徴は、「リオと同じやり方」
 当団体の強みは、リオで行われているトレーニングメソッドやサンバに対する考え方をそのまま持ち込んで活動している点です。
 地球の反対側にあたる日本では、生活に根付いた現地のサンバ文化に対する理解はまだまだ進んでいるとは言えず、インターネットを介して様々な情報が手に入る時代となったことでかえって断片的な理解や独自の解釈が浸透してしまっていることすらあります。
 その中で、当団体は宮澤の師であるメストリ・トランビッキの門下生を中心としたリオ支部を現地に有し、代表の宮澤を介して得られる最新の現地情報をそのまま団体運営の指針としています。それは演奏内容の表面的な真似事ではなく、練習方法や指導方法、コミュニティとしての団体運営における考え方やメンバー間の信頼関係づくりの術など、多岐にわたります。
 毎年約50万人を動員する「浅草サンバカーニバル」をはじめ、実は日本でもサンバは盛んで数多くのサンバ団体が存在していますが、演奏内容で現地を追いかけることはできても、このような文化の根底の部分からそれを学び、現地と同じ方法で徹底的に基礎から技術を磨くことを目標に据えて活動する団体は当団体以外にはありません。
 それゆえ当団体は、地球の反対側の音楽文化を常に最新の状態で日本に発信できる拠点としての役割も担っており、日本国内・現地ブラジル双方から期待を寄せられています。特にリオのカーニバル出場にあたっては、南米を中心とした旅行代理店の㈱アルファインテルやサンパウロの楽器メーカー「SAMBA MUSIC」からの協賛のほか、駐日ブラジル大使館からの後援、在リオデジャネイロ日本国総領事館からの「日本ブラジル友好交流年周年事業」認定も受けています。

●団体の詳細や活動の様子はこちら

オフィシャルサイト:https://qsvpc.com
Instagram:https://www.instagram.com/querswingar/?hl=ja
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/swingueiratoquio/

◆メストリ・トランビッキについて
 当団体の名付け親でもあるメストリ・トランビッキは偉大なサンバの作曲家・パーカッショニストです。名立たるアーティストのバックバンドを務め、数多くのCDのクレジットに彼の名が並んでいます。
 リオのカーニバルコンテストの子供部門にあたる「Escola de samba mirim(エスコーラ・ヂ・サンバ・ミリン)」に参加するヴィラ・イザベルの子供の部「Herdeiros da Vila(エルデイロス・ダ・ヴィラ)」の創設者の一人としても有名で、サンバを通じてヴィラ・イザベル地区の多くの子供を教育・指導してきました。同地区から輩出されたミュージシャン・演奏家の多くは彼を師として仰ぎ、リオだけでなく、ブラジル中の多くのミュージシャンから尊敬を集める存在でした。
 当団体の代表である宮澤は2005年より彼の最後の弟子として師事し、彼との約束通り日本に本物のサンバを根付かせるために当団体を立ち上げました。2015年にメストリ・トランビッキが来日した際には、ワークショップやライブ出演を通じて、当団体のみならず日本の多くのサンバ愛好家へサンバのエッセンスの種を蒔きました。

◆本プロジェクトの目的

 当団体がリオのカーニバル公式プログラムへ参加する目的は、当団体の名付け親であり、代表の宮澤の師である Mestre Trambique (メストリ・トランビッキ・2016年没)への哀悼および感謝の意を示し、彼が住んだ地区の人々や影響を受けた演奏家たちとの交流を果たしながら、さらにブラジルのサンバ文化の理解を深める事にあります。宮澤が彼と生前に交わした、「いつかリオに日本のメンバーを連れてきて、一緒にカーニバルへ参加しよう」という約束を胸に、今年も11名が日本からリオへと渡ります。
 また、リオで得られた経験値を日本に持ち帰り、6月28日(土)に東京都練馬区で開催予定の当団体主催ライブ「LIVE Quer Swingar!? Vem Pra Cá!!!」にて、本場さながらのカーニバルの雰囲気を日本の方々にお届けします。
※主催ライブについてはこちら:https://qsvpc.com/news/qsvpc-live-vol6/

●現地のカーニバルに出場する意義
 日本の団体がリオのカーニバルで演奏することは、大きな驚きを持って地元の人々の注目を集めましたが、それにとどまらず現地の人々と交流することで、「実際にサンバがどのように現地の生活に関わっているか」、「どのような歴史・社会的背景を伴って今のサンバ文化が存在しているのか」などを肌で感じ、それを日本に持ち帰って国内での演奏に活かすことができるということは、日本におけるブラジル文化の正しい理解促進のために大きな意義があるといえます。また、現地の人々からは、「私たちの文化が地球の反対側で愛されているということに誇りを感じる」といったコメントもあり、日本とブラジルを繋ぐ懸け橋としての役割も果たしています。
 なお本取り組みは、駐日ブラジル大使館からの後援のほか、在リオデジャネイロ日本国総領事館より日本・ブラジルの外交関係樹立130周年を記念する「日本ブラジル友好交流年周年事業」として認定を受けています。

●2025年のテーマは「平和」
 カーニバルでは各団体がオリジナルのテーマに基づいて曲を制作しパフォーマンスすることが多いため、これまではメストリ・トランビッキへの哀悼と感謝、彼の生前の功績を讃えるテーマでパフォーマンスを行ってきましたが、今年のテーマは「平和」を選びました。世界各地で戦争が続いていることや、ブラジル国内でも貧富の差の拡大や治安の悪化などで事件や抗争が後を絶たず、特にサンバ文化と密接な地域の人々の多くが生活費の工面にも苦労を強いられている状況を受け、阪神淡路大震災から30年、第二次世界大戦終結から80年となる年に、日本からからわざわざ出向く私たちが世界に対して発信できることは何か、と考え「平和」を訴えるパフォーマンスを行うこととしました。
本番に着用予定のオリジナルシャツのデザインには「平和」の象徴として、ブラジルのコミュニティで日常的に交わされる挨拶の一つである「握手」をモチーフに取り入れました。

◆カーニバル出演概要

日時:2025年3月2日(日) 14:00頃~
   ※現地時間、当日の状況により大幅に前後する可能性があります
場所:ブラジル リオデジャネイロ市 ヴィラ・イザベル地区
   「Praça Barão de Drumond」(バラォン・ヂ・ドゥルモンド広場)
内容:歌手、弦楽器奏者、打楽器隊(30~40名程度の予定)による演奏
   当団体渡伯メンバーとリオ支部である「Quer Swingar Vem Pra Cá Rio」による共演
演目:メストリ・トランビッキ作詞作曲を含む当団体オリジナル曲7曲と、その他十数曲を予定
協賛:株式会社アルファインテル、SAMBAMUSIC
後援:駐日ブラジル大使館 (EMBAIXADA DO BRASIL)

Quer Swingar Vem Pra Cá(ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ)の事業概要

    • 事業名
    • Quer Swingar Vem Pra Cá(ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ)
    • 業種
    • 観光・旅行
    • 事業内容
    • 東京とリオのサンバチーム
    • 所在地
    • 都内を拠点に活動

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