38年ぶりに再会した青春の盟友が挑む
2025.11.24
映像のゼミで出会った二人の若者が、38年の時を経て再び手を取り合い、青春の記憶を呼び覚ますかのように制作した映画『放課後の転校生』(75分/白黒・カラー)が、2025年12月13日(土)より横浜シネマノヴェチェントにて公開されます。
38年ぶりに再会した青春の盟友が挑む
映像のゼミで出会った二人の若者が、38年の時を経て再び手を取り合い、青春の記憶を呼び覚ますかのように制作した映画『放課後の転校生』(75分/白黒・カラー)が、2025年12月13日(土)より横浜シネマノヴェチェントにて公開されます。
本作を手掛けたのは、映画監督の北田直俊氏(57歳)と、戸越公園駅前商店街会長の原誠緒氏(60歳)。二人は18歳と20歳の時に東京の映像ゼミで出会い、意気投合。自主制作した8ミリ映画で日本テレビ主催「日本映像フェスティバル」優秀賞を受賞するなど、若き日の情熱を共有しました。しかしその後、北田氏はゼミを中退し肉体労働を続けながら35ミリフィルムによる自主映画制作に没頭。一方の原氏は映画会社に就職するも退社し、家業の家具店を継ぐこととなり、二人は疎遠になっていきました。
それでも年賀状や上映会を通じて細々と交流を続けてきた二人。近年、戸越公園駅前商店街の再開発計画をきっかけに「現在の街並みを映像に残そう」という企画が立ち上がり、原氏が北田氏に相談したことから、紆余曲折を経て本作『放課後の転校生』が誕生しました。
製作は、北田氏が代表を務める映画制作会社・合同会社adg-ethicsと、原氏の三栄の家具による共同制作である。
作品概要
物語は、小学6年生の心羽のクラスに転校してきた一人の少女をめぐる不思議な出来事から始まります。無表情で奇妙な雰囲気をまとった転校生は、教室の空気を一瞬で凍り付かせ、誰も近づこうとしません。唯一心羽だけが彼女に興味を抱き、交流を深めていきますが、町外れの廃墟での探検中に転校生が転落死。翌日登校すると、クラスの誰もが「そんな子は最初からいなかった」と口を揃える――。前半は児童映画風のタッチで描かれ、後半から徐々にホラー色が強まる構成となっています。
主演は北田監督の前作『佇むモンスター』にも出演した愛凜(AIRI)。謎の転校生役には子役タレントとして活躍してきた山下かんなが挑み、注目の若手二人が物語の中心を彩ります。さらに、ベテラン俳優の剛州、落語家の立川平林、動物福祉活動家のNeko☆chan、映画監督のひがしゆうき、大久保千代太夫、吉本芸人・シベリア文太ら多彩なキャストが集結し、作品に厚みを加えています。
公開劇場について
上映館となる横浜シネマノヴェチェントは、横浜市西区・藤棚商店街に位置する座席数わずか28席のミニシアター。代表の箕輪克彦氏が「自分の劇場を持ちたい」という夢を叶え、2002年に川崎でシネマバーを開設、2015年に現在の場所へ移転しました。著名な監督や原作者を招いたトークショーも開催されるなど、独自の文化発信を続ける映画館です。
https://cinema1900.wixsite.com/home/houkagonotenkousei
公開情報
- タイトル:『放課後の転校生』
- 上映開始:2025年12月13日(土)
- 上映館:横浜シネマノヴェチェント(横浜市西区中央2-1-8 岩崎ビル2階)
- 上映時間:75分(白黒・カラー)
監督コメント
「38年前に原さんと出会い、夢中で映画を作っていた頃の熱を、もう一度取り戻したいと思いました。『放課後の転校生』は、ただのホラー映画ではなく、“忘れられる存在”や“消えゆく風景”をテーマにしています。観客の皆さんには、恐怖の中に潜む郷愁や、人間の記憶の不確かさを感じ取っていただければ幸いです。」
制作・原誠緒コメント
「商店街の再開発という現実から始まった企画が、ここまで大きな物語に育つとは思っていませんでした。北田監督と再び映画を作ることができたことは、私にとっても青春の延長線のような体験です。ぜひ多くの方にご覧いただき、街や人の記憶について考えるきっかけになればと思います。」
キャストコメント
- 愛凜(AIRI/主演・心羽役) 【2012年10月24日生まれ】
「心羽は純粋で好奇心旺盛な女の子ですが、転校生との出会いで大きな変化を経験します。撮影中は夢と現実の狭間で揺れ動く心理と同時に、子どもらしい友情の温かさも感じながら演じました。」
- 山下かんな(転校生役) 【2011年7月26日生まれ】
「無表情で謎めいた役柄は難しかったですが、監督から“存在そのものが不可解な違和感を漂わせるように”とアドバイスをいただき、観客の皆さんに強い印象を残せるよう努めました。」
この映画は、青春の記憶と街の記録が交錯し、ホラーというジャンルを通じて「忘れられた存在」や「消えゆく風景」を描き出す意欲作です。ぜひご注目ください。
【合同会社adg-ethicsについて】
本社:〒168-0061 東京都杉並区大宮1-14-9
代表者:代表取締役 北田直俊
設立:2017年5月22日
URL:http://www.adg-theater.com/adg/
事業内容:映画制作・配給・配信・編集業務
合同会社adg-ethicsの事業概要
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- 事業名
- 合同会社adg-ethics
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- 業種
- エンタメ・アニメ
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- 事業内容
- 映画制作・配給・配信・編集業務
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- 所在地
- 東京都杉並区大宮1-14-9-205
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- 電話番号
- 08067584939







