鳥獣被害年間200億円をにおいで解決!?愛知県豊橋市のトムキャット、新プロジェクト「わな道」発足
2026.09.03
愛知県豊橋市二川町のペット用品販売「トムキャット」狩猟部は、防獣用品を広めるプロジェクトチーム「わな道」を9月に立ち上げ、本格的な活動を開始します。物理的な防御やベテラン猟師の経験頼みの獣害対策ですが、野生動物の鋭い嗅覚を利用する手法を取り入れ、誰でも使える誘引剤を展開していきます。
本件のポイント
1.新プロジェクト「わな道」が発足、公式WEBサイトを開設
ベテラン頼みや物理的防護の限界を克服するため、新プロジェクト「わな道」が誕生。野生動物の嗅覚を利用した防獣対策の普及と発信に向け、公式WEBサイトを開設しました。
2.「匂いで引き寄せる」超速効型誘引剤5種類を展開
カビや腐敗で動物が離れる米ぬかの弱点を克服。ピーナッツやフルーツなどの香りを凝縮した誘引剤により、初心者・女性・高齢者でも成果を出せる仕組みを提案します。
3.現場伴走・教育支援・科学的実証を軸とした多角的活動
初心者向けの漫画マニュアル制作や導入相談や、専門学校・動物園での導入など、多角的な活動を展開します。
背景と課題
全国の農作物鳥獣被害は年間約200億円に上り、愛知県内でも2024年度の被害額が5.77億円(前年比120%)に達するなど深刻化しています。新城市や奥三河地域でも食害やあぜ崩しが相次ぎ、電気柵を飛び越える被害も発生。従来の物理的な防護やベテラン猟師の経験に頼る対策だけでは防ぎきれない現状があります。
また、これまで誘引によく使われていた米ぬかは、湿気で腐敗すると動物が寄り付かなくなる上、米の味を覚えたイノシシが田んぼを襲う原因にもなっていました。
プロジェクトチーム「わな道」の主な活動内容と展望
「わな道」は、現場が抱える「とれない」「手間がかかる」という悩みを「匂いで誘導する」アプローチで解決し、人と野生動物の適切なすみ分けを目指す新プロジェクトです。
1.超速効型誘引剤の普及・啓発活動
腐敗の心配がない誘引剤(粉末・液体・各種フレーバー5種類)を展開。仕掛けに撒く、または木に吊るすだけで数百メートル先から動物を誘導する、誰でも扱いやすい防獣手法を広めています。
2.現場に寄り添う「孤立させない」ユーザーサポート
公式WEBサイトを通じた導入相談や電話・メール対応に加え、スタッフ自らが使い方を描いた「漫画マニュアル」を制作・公開。導入後もユーザーが一人で悩まないための伴走型サポート体制を整えています。
3.教育現場や専門機関との連携活動
静岡県東伊豆町の狩猟学校「アニマルキーパーズカレッジ」や静岡県河津町の体感型動物園「iZoo」などの教育・現場機関と連携。次世代のハンター育成に向けて「これからのわな猟のスタンダード」として誘導技術の指導・普及を行っています。
全国の現場からはすでに「米ぬかと比べて捕獲量が格段に違う」(宮崎県)、「仕掛けの簡単さに驚いた」(栃木県)といった成果が寄せられています。「わな道」では先月、メンバーの一人が狩猟免許を取得するなど現場力の強化を推進。さらに大学などの研究機関と連携した共同実証実験を進め、捕獲効率や誘導効果に関する客観的なデータ(エビデンス)を蓄積していきます。
明確な科学的根拠を示すことで、行政や猟友会、地元の農家・ハンターとより深い連携を構築し、単なる防獣用品の提案にとどまらず、地域ぐるみの鳥獣被害対策を支えるパートナーとして、地元から全国へと活動の輪を広げていきます。
■プロジェクトリーダー 戸﨑るい
「農家が育てた作物が一晩で荒らされる現実を見て、食べる側の私たちが他人事にしてはいけないと感じました。特定の誰かに頼るのではなく、人と獣のすみ分けを促し、命を循環させる道標(みちしるべ)になりたいという思いから『わな道』と名付けました。手軽さを伝えながら地域や全国へ広げていきます」
わな道(運営:株式会社トムキャット 狩猟部)の事業概要
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- 事業名
- わな道(運営:株式会社トムキャット 狩猟部)
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- 業種
- 商業・小売
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- 事業内容
- 超速効型誘引剤の普及・啓発活動など
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- 所在地
- 豊橋市二川町道賢田79-3
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- 電話番号
- 0532-57-5235(平日9時~16時)









