契約更新で家賃は上がるのか?アンケートでわかった“値上げ通告の実態”
2025.11.19
賃貸契約更新時の「家賃が上がるのでは?」という不安が高まる中、不動産の口コミ評判堂は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県・福岡県の入居者を対象に家賃改定の実態調査を実施(2025年11月)しました。値上げの有無や増額幅、理由、入居者の対応などを分析し、地域差を含めた結果の一部を【ツナググ】で紹介
契約更新時に「家賃の値上げ」を通告されましたか?
今回の調査の核心である「値上げ通告の有無」を確認したところ、以下の結果となりました。
値上げ通告なし:169件(73%)
値上げ通告あり:63件(27%)
全国規模で見ると「4人に1人」が値上げ通告を受けており、家賃上昇の波が確実に広がっていることがわかります。
【賃料値上げ通告後の入居者の対応】
① 提示額を了承して更新 34件
② 交渉して据え置き 16件
③ 値上げ幅を下げて更新 7件
④ 更新せず退去 6件
値上げ通告を受けた入居者63名のうち、最も多かったのは「提示額のまま更新した」34名(約54%)でした。
生活環境を変える負担や、近隣相場を見ても妥当と判断したケースが多いと考えられます。
次に多かったのは、「交渉して据え置きになった」16名(約25%)です。
交渉によって現状維持を勝ち取っている人が一定数おり、必ずしも値上げが“絶対”ではない実態が見えます。
また、「値上げ幅を下げて更新」7名(約11%)と、一定の譲歩によって折り合いがついたケースも確認できます。
一方、「更新せず退去」6名(約10%)は少数派。
やはり引っ越しコストや環境の変化を避けたい入居者が多いため、退去という選択肢は最後の手段になりやすいことがうかがえます。
全体として、値上げ通告後でも約9割が“更新”の方向で決着しており、交渉の余地が十分にあることが明確に示される結果となりました。
次回更新時の値上げへのスタンス|半数以上が「交渉・慎重姿勢」(意向調査)
次回の契約更新時に値上げが提示された場合の意向を尋ねたところ、最も多かったのは「理由次第では交渉する」86件でした。
① 納得できる範囲なら受け入れる 70件
② 理由次第では交渉する 86件
③ 無条件では受け入れない 54件
④ 引っ越しを検討する 67件
次回の契約更新時に値上げが提示された場合の意向を尋ねたところ、最も多かったのは「理由次第では交渉する」86件でした。
全体の中で最も高い割合を占めており、値上げが一般化してきた今、入居者の間では「交渉する」という選択肢がより現実的なものになっていると考えられます。
次に多かったのは「納得できる範囲なら受け入れる」70件で、一定の合理性や妥当性を感じれば更新を選ぶ人も多いことがわかります。
一方、「無条件では受け入れない」54件という慎重な姿勢も見られ、値上げ=即受け入れではないという意識が根強いことがうかがえます。
また、「引っ越しを検討する」67件は3割以上を占めており、値上げ幅が大きい場合や理由が不明確な場合には、退去を選択肢に入れる入居者が一定数いることも明確です。
全体として、入居者の多くが“理由の説明と妥当性を求める姿勢”にあり、納得感のない値上げには応じにくいことが読み取れる結果となりました。
【詳細情報】
契約更新で家賃は上がるのか?アンケートでわかった“値上げ通告の実態”と相場を徹底解説【2025年11月】
https://www.oxfamrmx.org/questionnaire202511/
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