「アジア・グローバルヘルス・サミット」 「香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア」閉幕 ~ヘルスケア分野における最重要ビジネスプラットフォームとしての機能・展望を発信~

2023.06.12

香港貿易発展局

ネットサービス

香港におけるヘルスケア・ウィークの旗艦イベントとして開催された第3回「アジア・グローバルヘルス・サミット」と第14回「香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア」には、世界のヘルスケア業界のリーダーが一堂に会し、5月18日に盛況のうちに幕を閉じました。

香港特別行政区政府と香港貿易発展局(HKTDC)共催による「アジア・グローバルヘルス・サミット」は40の国と地域から2,500人以上が来場し、また、香港貿易発展局(HKTDC)と香港医療・健康機器産業協会(HKMHDIA)共催による「香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア」には56の国と地域から10,000人以上が来場しました。イノベーションの中心地となった広東・香港・澳門大湾区の展望や中西医学の統合、高齢化および女性イノベーターの活躍など幅広いテーマで活発な議論が展開されました。また、展示会場では最新技術や専門性の高い医療技術ソリューションが紹介され、商機創出と医療産業発展の後押しとなる300以上の個別投資商談と600以上のビジネスマッチングも実施されました。

アジア・グローバルヘルス・サミット(ASGH): 世界のヘルスケア業界リーダーが集結
初日の5月17日には香港政府の李家超(ジョン・リー)行政長官による開会挨拶と世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長の祝辞で幕を開けました。各国政府高官、国際機関、ヘルスケア分野のリーダー、イノベーター、投資家が一堂に会し、「Reimagining the Future of Healthcare(ヘルスケアの未来を再定義する)」と題したプレナリーセッションでは、第一東方投資集団の諸立力(ビクター・チュー)会長がモデレーターを務め、グラクソ・スミスクライン(GSK)のジョナサン・シモンズ会長、三井物産の安永竜夫代表取締役会長、資産運用大手アバディーンのダグラス・フリント会長、ユナイテッド・ファミリーヘルスケア創始者のロベルタ・リプソン氏、香港科学院院長の盧煜明(デニス・ロー)教授、復星医薬(フォースン・ファーマ)の王興立総裁らが登壇し、世界レベルで取り組まなければならないグローバルな共通課題などについて討議し、見解の共有が図られました。

続いて午後の「Latest Healthcare Developments & Shifting Investment Landscape in China(中国の医療・ヘルスケア業界の最新動向と投資見通しの変化について)」では、マッキンゼー・アンド・カンパニーのシニアパートナー王錦氏がモデレーターを務め、アライアンス・フォーラム財団の原丈人会長らが登壇し、香港のテクノロジーや研究開発における魅力と可能性についても語られました。

また、「New Business Spotlights of Healthcare in Asia(アジアのヘルスケア産業の新たな焦点)」ではCKライフサイエンスのメルビン・トー副主席がモデレーターを務め、日本製薬工業協会副会長で塩野義製薬の手代木功会長や、その他、タイのBDMSやインドネシアのマヤパダ病院などアジア有数の民間病院グループの経営トップらも登壇し、アジアのヘルスケア産業について活発な討論が行われました。

「Fostering Whole Person Wellness: Dental Health: Protecting Our Smiles(パーソンウェルネスの促進:デンタルヘルス:笑顔を守る)」にはWHO口腔保健協力センター長で新潟大学の小川祐司教授がオンラインで登壇し、日本での取組の紹介に加え、口腔衛生の重要性を呼びかけました。
テーマ別セッションで注目のトピックを検証
「Unleashing Opportunities in Integrative Chinese-Western Medicine(中医学と西洋医学の融合がもたらす可能性)」のセッションでは、アジアと海外の市場を変革させた研究、治療、医療の発展についての検証がなされました。補完的・統合的医療の可能性が紹介されるなか、強調されたのが中国と西洋の医学のコラボレーションがもたらすビジネスチャンスです。ピューラファーム(カナダ)の創業者兼CEOを務めるエイブラハム・チェン氏は「中医学の近代化には、生薬から標準的な顆粒を作り、製品を標準化することが含まれます。コンピュータ・プログラムによって開業医は症状を診断し、治療を施せるようになりました。開業医によって収集されたビッグデータは、製品の改良と創薬に役立っています」と語りました。

香港の平均寿命の長さと高齢者人口の増加に注目した「Ageing Well: Breakthroughs and Investment Landscape in Longevity(エイジング・ウェル:長寿社会におけるブレークスルーと投資環境)」では、創薬、研究資金、モニタリング装置など、現在および将来的な課題が指摘されました。香港高齢者委員会会長のドナルド・リー博士は、「幅広いヘルスケア製品やサービスに対する需要の高まりが課題と同時にビジネス機会を生んでいる」と述べ、「特に高齢者が自宅で安全に暮らせるようにするためのモニタリング機器は、その傾向が顕著である」と語りました。

大学の革新的プロジェクトを紹介
本サミットでは、革新技術を導入する企業のプロジェクトやソリューションも紹介され、会場となったInnoHealthショーケースと展示ゾーンには、140社を超える企業が出展しました。日本からは、東北大学加齢医学研究所発のスタートアップでAIを用いた認知症対策ソフトウェアなどを手がける株式会社CogSmartの香港子会社と、細胞用培養液の開発・製造を手がける株式会社ボルドバイオテクノロジーの香港子会社が出展しました。また、香港政府創新科技署(ITC)は16の健康関連のInnoHK R&D センターを紹介し、世界のイノベーション拠点としての香港の強みをアピールしました。

香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア: 世界のバイヤーにアプローチする実績あるプラットフォーム
香港貿易発展局(HKTDC)と香港医療・健康機器産業協会(HKMHDIA)共催の香港国際メディカル&ヘルスケア・フェアは、リアル会場とオンラインのハイブリッドモデルで開催されました。展示会場では、300社以上の出展者が、最先端の医療技術や機器、ヘルスケア製品、ソリューションや関連サービスを、世界から訪れるバイヤーや業界関係者に向けて紹介しました。また、メッドテックの研究開発(R&D)の主要な拠点である香港の6つの大学が、医療・健康産業に関連する研究開発の成果を紹介しました。

【公式サイト】
アジア・グローバルヘルス・サミット: https://www.asiasummitglobalhealth.com/conference/asgh/en
プログラム詳細: https://www.asiasummitglobalhealth.com/conference/asgh/en/programme
登壇者詳細: https://www.asiasummitglobalhealth.com/conference/asgh/en/speaker

香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア:https://www.hktdc.com/event/hkmedicalfair/en

インターナショナル・ヘルスケア・ウィーク: https://internationalhealthcareweek.hktdc.com/en

《メディアからのお問い合せ窓口》

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香港貿易発展局

東京事務所 広報担当 村瀬 電話: (03)5210-5850  Email: emi.murase@hktdc.org

【香港貿易発展局について】

香港貿易発展局 (HKTDC) は1966年に設立された公的機関であり、香港の貿易の促進、支援、発展を担っています。香港貿易発展局は中国本土の13カ所を含めて世界50カ所に事務所を設置し、香港が双方向でのグローバルな投資とビジネスの拠点となるよう尽力しています。香港貿易発展局は中小企業を主な対象に、中国本土および国際市場におけるビジネスチャンスを創出するため、展示会、国際会議、ビジネス使節などを運営・実施しています。また、最新の市場分析や製品情報を、貿易関連のデジタルニュースなどのチャネルを通じて提供しています。

詳しい情報は公式サイト:www.hktdc.com/aboutus(英語)、ww.hktdc.com/Japan (日本語)をご覧ください。

会社概要

    • 事業名
    • 香港貿易発展局
    • 事業内容
    • 準政府機関
    • 所在地
    • 東京都千代田区麹町3-4 トラスティ麹町ビル6階
    • 電話番号
    • 0352105850

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