事業者にとって重要なプロモーションの場であるイベント。商品・サービスの販売促進や、企業や団体の認知促進、ユーザー満足度の向上などさまざまな目的があり、それを実現するための方法のひとつです。
イベントでは、いかに効果的に告知し集客するかが鍵になります。
集客に向けたポイントと、イベント集客で効果を発揮するPRサイトを紹介します。
イベント集客を成功させるポイント
イベント集客を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。まずはそれを説明しましょう。
目的と具体的な目標を決定する
企業としてイベントを通し実現したいことは何か、明確にしましょう。
目的が決まったら、具体的な目標を設定します。
出席者数、獲得するリード数、商品の体験者数、配布資料数などに目標の指標を設定。目標実現に向けて最良なイベントの内容を考えることが重要です。
ターゲットのペルソナを具体的に描く
目標を設定したら、イベントに集客したいターゲットを設定します。
年齢層、性別、職業、興味関心、休日の過ごし方、ファッションなど数人のキャラクターを具体的にイメージしましょう。それが集客したいターゲットのペルソナです。
ターゲットを決めることで、イベントのゲストやコンテンツがぶれなく設計可能。また、参加したくなるような仕組みも考えることができるようになります。
ペルソナをいくつか決めたら、その人たちが参照しているメディアや接触する情報源などを把握でき、集客のアプローチにも役立つでしょう。
参加したくなる内容とタイトルを考える
ターゲット向けのイベントを設計しても、それが凡庸な内容のものならば集客は期待できないでしょう。
プログラムやゲスト、講演者、パネルディスカッションの講師、最新技術の体験、限定感のある試食や試飲など参加者が特別なイベントと感じるコンテンツを用意することが大切です。
セミナー等では、調査データや発表内容の関連する資料なども喜ばれますし、お土産を用意するのも良いでしょう。
イベントタイトルも、ひとひねりしたものが目をひきます。
新規性、社会性、トレンド、意外性、逆転の発送、希少な体験などをイメージさせる言葉を工夫しながらイベントの魅力を伝えるタイトルを考えましょう。
集客のためにPRで活用できるサイト9選
イベントのターゲットが決まり、日程、会場、プログラムなどの開催概要が決定したら、できるだけ早く集客に着手しましょう。WEB上に広告を出す計画も、ペルソナが明確にあることで無駄なく設計できます。
イベント集客には、告知に活用できるPRサイトが有効です。
PRできるサイトには、告知情報を掲載するタイプと、イベントのチケット購入プラットフォームとして活用できるタイプとがあります。
セミナー、シンポジウムに特化したPRサイト
新規開拓や顧客満足度の向上のため、ビジネスやマーケティングに役立つ情報の提供や、著名な講師を招いての講演などを盛り込んだセミナーやシンポジウムを行う場合があります。そこで集客に役立つのがセミナーに強い告知サイトです。
セミナーズ
大手のビジネスセミナーサイト。登録と掲載は無料で活用できます。
有料セミナーを実施する場合には、「セミナーズ」にて参加費の販売管理を行い、販売手数料を支払う仕組みです。
主催者向けの受付リスト作成機能があり、申込や入金の状況が確認できるのも便利。
同じテーマで複数のセミナーを実施する場合など、参加状況の把握・管理が容易にできます。
https://seminars.jp/
無料セミナー情報.COM
参加費が無料のセミナー情報だけを掲載する大手セミナーポータルサイトです。主催者側も登録無料で活用できます。
セミナー情報を登録し審査を通過すると、最大3営業日で掲載されます。
サイト内のユーザーへの露出を高めたり、専用のランディングページを設定したりと、より集客力を高めることができる有料プランも用意されています。
https://www.muryou-seminarjyoho.com/
イベントのチケット販売もできる告知サイト
イベントの告知だけでなく、参加に必要なチケットも販売できるサイトがこちらです。
Peatix
2011年よりサービスを開始したコミュニティ型のイベント紹介サイトです。
SNSとの親和性も高く、個人や有志によるイベント、ワークショップ、セミナーから大規模なフェスまでさまざまなイベント主催者が活用しています。
会員数は840万人、有料・無料10,000件を超えるイベントが掲載されていて、参加者は「Peatix」内で、チケットを購入・獲得することが可能です。
ウェビナーやオンラインイベントにも集客力があると、定評があります。
https://peatix.com/
PassMarket
「PassMarket」は、Yahoo!Japanが提供するデジタルチケットサービスサイト
個人でも法人でも活用でき。主催者は専用アプリを使ってイベントのデジタルチケットを提供し多様な機能を使用することが可能です。
Yahoo!Japanのサイトパワーがあるので、ユーザーの流入量が多いことが特長。
初期費用や固定費、システム手数料なしで利用できます。PayPayでの決済も可能。
有料チケットの場合は、販売手数料が3.564%かかります。
主催者は、来場者に対し先着・抽選を指定することがで、QRコード受付などにも対応。顧客アンケート、売り上げレポートも獲得できます。
https://passmarket.yahoo.co.jp/
Connpass
エンジニア集団株式会社ビープラウドが提供するセミナー情報サイト。
ITエンジニアをつなぐことに特化し、IT関連の勉強会情報がメインとなっています。
あらかじめ、エンジニア層というターゲットに絞り込まれていますので、IT関連のイベントならばマッチした参加者を集めることが可能です。
専用アプリもありプッシュ告知や会場までのマップなと参加者が便利に活用できます。
PayPalを利用した事前決済を持ち、PayPalの手数料は引かれますが、「Connpass」側では手数料を取りません。
https://connpass.com/
報道機関とつなぐプレスリリースサイト
イベント、セミナーの実施告知は、プレスリリースとしても有効です。イベントのプレスリリースに特化し、報道機関に送付してくれるサービスがあります。
EventBank Press
EventBank Pressは、イベント主催者の広報担当者と報道機関を結ぶというコンセプトのイベント情報サイト。
通信社、ニュースサイトや旅行サイトと提携しており、複数のメディアにプレスリリースを配信。サイトに掲載されるだけでなく、報道関係者に送付するのでニュースバリューの高い情報は記事や番組に取り上げられます。
地方自治体や観光協会などが祭りや観光イベントの告知に使用することが多いようです。イベント事務局や施設、企業も活用しています。
※セミナーやイベントなどの分野に強い「EventBankライブ」というサイトも運営していましたが、そちらはサービスを終了しています。
https://www.eventbank.jp/
基本無料で使えるイベント情報サイト
イベント告知サイトでは有料イベント以外は無料で掲載できるものもあります。また、決済機能を持たず、イベント情報の掲載だけに注力したサイトもあります。自社のイベントに適したサイトを選択し発信していきましょう。
ことさが
イベント情報から新商品やキャンペーンの情報まで検索できるポータルサイトです。独自のエンジンで情報を収集し掲載していますが、ユーザー登録するとイベント情報を投稿することができます。投稿、掲載は無料となっていて、商用イベントやセミナー、体験プログラムの情報も掲載可能です。
イベントの概要をわかりやすくまとめ、申し込み先サイトのURL等を記入すると投稿できます。
イベント情報を気軽に投稿できるのがメリットです。
https://cotosaga.com/
ALL EVENT
無料で掲載できるイベント告知サイト。無料の場合でも参加者の管理が可能です。
有料イベントの決済代行サービスも行なっています。手数料はチケット販売額の8%。
主催者がイベントを登録し、審査に通ると掲載されます。許可なくマンションやカフェで行うイベントなど
トラブルの多い種類のイベントは掲載禁止です。
企業のイベントから音楽会、有志によるイベントまで多数登録されています。
こくちーずプロ
2009年にサービス開始しイベントやセミナー情報を発信し続けている「こくちーず」から移行したサービス。WEBイベントやウェビナーの告知にも対応しています。
参加者名簿のダウンロードやアンケートの集計などの業務も管理画面から行うことができます。
初期登録料や月額利用料はなく、無料イベントは掲載無料。
有料イベントの場合でも、会場で料金回収する場合、個別に銀行振込等で決済する場合には、手数料はかかりません。
https://www.kokuchpro.com/
ツナググ
ツナググは無料で利用ができるプレスリリースサイトですが、イベントの告知も可能です。事前登録も不要ですぐに利用可能ですので気軽に利用してみましょう。
まとめ:イベントの目標を達成のためにイベントPRサービスを有効に使いましょう
イベントの成功を握るのは集客。もちろん集客が最終的な目標ではありませんが、イベントの効果を計測し検証する指標です。
企業は、イベントに参加した参加者が、役立った、楽しかった、ファンになったなど気持ちよくポジティブな気持ちで帰っていただけることを一番大切にしたいものです。
ターゲットをきちんと絞り、ターゲットが必要としている情報や体験を提供すること。イベントのコンテンツが魅力的なものでなければ、どれだけアピールしたところで企業の未来にはつながりません。
PRでは、イベント情報を専門に扱っているサービスサイトが役に立ちます。
チケットの販売もできるサイトや、サイトが抱えているユーザーにプッシュ通知を行なってくれるサイトまで多様なサイトやサービスがあります。
ターゲットが日常的に接しているジャンルやツールを想定して、親和性の高いサービスを選択することが重要です。
イベントはきっかけで、その成果をビジネスに結びつけるのはその後の活動です。
良いイベントを実施してください。
ツナググについて
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