
【32回目の挑戦】国内最長25時間のソーラーカー&エコカーレース秋田県大潟村で本日から開催
2025.08.11
~世界最長25kmの専用コースで24台が競う、次世代技術の挑戦~ ワールド・グリーン・チャレンジ組織委員会(会長:高橋浩人大潟村長)は、8月9日(金)から12日(火)の4日間、秋田県大潟村ソーラースポーツラインにて、国内最長の耐久時間を誇るソーラーカーレース「ワールド・グリーン・チャレンジ2025」を開催いたします。1993年の初開催から32年目を迎える本大会には、全国から24台のエコカーが参戦し、世界最長の専用コース(1周25km)で計25時間にわたる白熱のバトルを繰り広げます。

大会の特徴とニュース性
【国内唯一の超長時間耐久エコカーレース】
レースは3日間、合計25時間にわたる長時間耐久形式で行われ、単なるスピードだけでなく、エネルギー効率・信頼性・運転戦略など、総合的な技術力が問われます。早朝や夕方はソーラーパネルを太陽に向けて充電するさまは太陽光発電所そのもの。各チームが残りのバッテリー残量の探り合いながら高効率での走行を目指します。
まさに"研究成果が結果に直結する"舞台です。この規模は国内他大会の追随を許さず、フランス・ルマン24時間レースやドイツ・ニュルブルクリンクの24時間レースに匹敵する耐久性が求められます。
【世界最長の専用コース】
舞台となる「ソーラースポーツライン」は、1周25kmの専用コース。これは、世界のエコカー専用コースの中でも最長級にあたり、自動車レースのコースとしても、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースコースの約25kmと同等の規模を誇ります。ソーラーカーやエコカーの性能を本格的に試せる、希少な検証フィールドです。
【世界で最も多様な規格のソーラーカーが集結】
今大会の最大の特徴は、世界各国のソーラーカーレース規格に対応した幅広いクラス設定です:
●世界大会規格クラス
・チャレンジャークラス・クルーザークラス:世界最高峰「ブリヂストン ワールド ソーラーチャレンジ(BWSC)」規格の最先端マシン
・アドベンチャークラス:国内外の既存レース規格に合致したマシンが参戦可能
●参加しやすい入門クラス
・エンジョイ1・エンジョイ2クラス:480W~500Wの太陽電池と鉛バッテリー仕様
・エンジョイ2クラス:型成形FRPボディを禁止し、初心者でも製作しやすい仕様
●革新的技術のエコカー「グリーンフリートチャレンジ」
・玉川大学TSCP:ソーラーとマグネシウム空気電池のハイブリッド車
・いくつになっても工作少年(地元秋田県大潟村):走らせて楽しいシルバーカーを意識した実用性重視の車両
・その他多様なエコカー:様々な次世代エネルギー技術を搭載した実験車両
注目の参加チームと優勝争い
エントリー車両:24台
・ソーラーカー:8台 ・グリーンフリート:7台 ・ソーラーバイシクル:9台
【2025年の勢力図に変化】
今年はBWSC(ブリヂストン ワールド ソーラーチャレンジ)開催年のため、豪州参戦を控えた東海大学、工学院大学などの強豪チームが不参加となり、優勝争いに大きな変化が生まれています。
●初の総合優勝を狙う実力派チーム
・名古屋工業大学「NITech Solar Racing」:BWSC参戦経験を持つ技術力で初優勝を目指す
・呉港高等学校「呉港高校エコテック部」:高校生チームながらBWSC参戦実績を誇る注目株
●異色の優勝候補
・オリンパスRS:企業同好会チームながら鈴鹿のエンジョイクラスで実績を重ねた技術集団
例年とは異なる顔ぶれによる接戦が予想され、新たな王者誕生の可能性が高まっています。
■■技術革新と社会実装への取り組み
【大会理念・趣旨】
本大会は以下の理念のもと開催されています:
メインテーマ:『クリーン・エネルギーの探求とニューテクノロジーの挑戦』
キャッチフレーズ:『太陽とともだち……』
1. 次世代技術開発の促進 太陽(ソーラー)などのクリーン・エネルギーの開発と活用の促進を図るとともに、次代を担う若者たちにロマンと夢を、そしてエンジニアに技術実験の場を提供する
2. 社会への情報発信 ソーラーエネルギーなどの有効性・可能性を広く全国・全世界に情報発信し、環境・エネルギー問題への関心を高める
【ユニークな評価システム】
グリーンフリートチャレンジでは、従来の走行成績だけでなく、8月11日の「メディアストップ」での技術プレゼンテーション得点も総合評価に含まれます。これにより、革新的なアイデアや実用性の高い技術開発も適正に評価される仕組みとなっています。
本大会は単なるレースイベントではなく、再生可能エネルギー技術の実証実験場としての役割を担っています。参加車両の技術は将来の電気自動車開発や省エネルギー技術に直結しており、カーボンニュートラル実現に向けた重要な取り組みです。
レース概要
【ソーラーカー&グリーンフリートラリー(WSR)】
・期間:8月10日(土)~12日(月)の3日間
・総走行時間:25時間(国内最長)
・コース:1周25km(世界最長のエコカー専用コース)
・勝敗:総走行距離で決定
【ソーラーバイシクル・レース(WSBR)】
・会場:同じく大潟村ソーラースポーツライン
・種目:
• カテゴリーA&B:100km(4周)のタイムトライアル
• カテゴリーS:5時間耐久の周回数競争
■アクセス・観戦情報
会場:大潟村ソーラースポーツライン(秋田県南秋田郡大潟村)
最寄り駅:JR船越駅から約5.2km
交通:公共交通機関はないため、お車でのご来場をお勧めします
観戦:入場無料
■開催スケジュール
・8月9日(土):車検、タイムトライアル
・8月10日(日):レース第1日目
・8月11日(月・祝):レース第2日目、メディアストッププレゼン
・8月12日(火):レース第3日目、表彰式
※詳細なスケジュールは別紙参照
■本大会について
名称:ワールド・グリーン・チャレンジ2025
主催:ワールド・グリーン・チャレンジ組織委員会
会長:高橋浩人(大潟村長)
後援:秋田県、大潟村、日本太陽エネルギー学会、秋田県教育委員会 他
開催実績:WSR 32回目(1993年開始)、WSBR 30回目(1994年開始、2014年・2020年中止)
公式サイト:http://wgc.or.jp/
■お問い合わせ先
開催事務局:NPO法人クリーン・エナジー・アライアンス
所在地:〒010-0443 秋田県南秋田郡大潟村中央1-17 TEL/FAX:0185-45-3339
メール:info@wgc.or.jp
広報担当:若松(携帯:090-9102-0958)
【取材・撮影について】
メディアの皆様には積極的に取材・撮影していただけます。事前にご連絡いただければ、より詳細な技術資料や選手インタビューの機会に加え、以下の特別取材もご提供いたします:
・コース内取材:レース中のコース内からの撮影・取材
・マーシャルカー同乗取材:安全管理車両に同乗してのレース密着取材
・技術解説取材:各チームの技術担当者による詳細解説
・ピット取材:戦略会議や車両メンテナンスの現場取材
※安全管理上、取材については大会本部にてご登録をお願いいたします。

クリーン・エナジー・アライアンスの事業概要
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- 事業名
- クリーン・エナジー・アライアンス
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- 業種
- 観光・旅行
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- 事業内容
- 特定非営利活動法人
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- 所在地
- 南秋田郡大潟村中央1−17